編集人:萩原新八
発行人:渡辺啓人
1963年12月
本文25ページ。
先月号で行なったチプサンセレマニー。
チブサン古墳前に取り付けたアーチやUFOと関連する遺跡だと宣言した看板に、さっそく熊本県文化財保護委員会から不適切であるとの苦情が舞い込み撤去せよとの勧告がなされた。
当時は古墳保護などほとんど省みられていない時代だったから、そんなやつらが何を言うか!という論調がCBA内にはあったな。
自分たちのほうが、よほど古墳の意義を分かっており大事にしているんだ!という論調だ。
CBA側としては土地所有者の許可も得て、正規の手続きを踏んでいると自負があったので、当然撤去には応じず、ひと悶着あったわけだ。
結局のところ、CBAの強硬姿勢が功を奏し当面はアーチや看板が残ったと記憶するがどうだったかな。。。。
ただ、CBAの古墳調査方法には問題もあった
壁画をきれいに撮影するために、表面に水をぶっ掛けたりしていたよ。
水をかけると乾燥した状態よりも壁画が鮮やかになるんだよな。
あと、墨を塗って彫刻画の拓本を取ったり、今では考えられないようなこともやっていたな。