バレリーナ ①骨組み
ここまで作ります。


ワイヤーで基本になる骨組みを作ります。
かなり苦戦しました。



たったの一本の脚でスタンドするので、
当面の間の支えのワイヤーを作って、
制作のときの揺れを防ぎます。
トゥシューズの先になるパーツと
設置するアクリル台も用意します。

アクリル台はこれまでの作品から学習して、
売っていたときの傷防止のフィルムをつけたままにします。そして、接着する部分だけをフィルムをくり抜いておきます。


接着するのに細心の注意が必要なので、トゥシューズの先のパーツだけを接着します。
トゥシューズの先から流れ出ないように、少しずつ、固めつつ流し込みます。
乾かないうちにカラダの基本となるワイヤーを差し込みスタンドします。
3Dで見て、正しい位置にしてセロテープで仮固定しておきます。
ここを間違えると曲がったままに仕上がってしまうので、調整に、かなり時間がかかりました。



ボディになる基本のワイヤーをつくります。
初めての試みなので、なかなか難しく、
たくさんのワイヤーを捨てました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)


ボディ出来たら、腕になる基本のワイヤーを取り付けます。



ボディと脚のワイヤーを合体させます。
ワイヤー同士なので、ポーズを固定させるのが大変。糸みたいな真鍮のワイヤーで巻きます。
それでも動くので、そのうえから接着剤で固定します。このときもそのポーズで良いのか、3Dで見て時間をかけて調整しました。



なんとか、3Dで見て、
不自然なところはないようです。
今のところは、独り立ち出来るみたいです。
軽いから?笑笑。

姫ドールとは違って、
二本脚の一本立ちの上に、不安定なポーズ。
これだけでも難易度が上がってしまっているトルソードールです。

いままさに踊っている躍動感、
ワイヤーで表現する筋肉美のラインなどなど、
このバレリーナとこの後のダンサーで表現していきたいと思います。

造形作家 さう