三日月宗近の袍ホウ




デコする。




出来上がり。

本体に着せる。




カタチを整える。



肩から見える歯車などのパーツを足す。










袍が出来上がったところで、
袍の装飾を時計のパーツを組み合わせて、それらしく、貼ってみた。

歯車などのパーツは、上手く組み合わせると独特な模様を描ける。とても面白い素材だと思っている。今回はあっさりそのまま使用。

三日月のマークには、歯車の柄を施したくて、三日月のパーツよりさらに小さいパーツでデコ。

肩の切れ目からは本来なら下の着物が見えるのだが、せっかくなので、歯車が見えるようにした。
この歯車の見える部分を把握して、袍を装着する前にデコしたのだが…
いざ袍を着せてみると、歯車が見えないところと、歯車がなくて素肌になる部分がみえていて、
この微調整に時間をとられた。

結局は、袍を着せてから、切れ目の隙間に歯車をデコして納めた。

袖のひらみやシワなどのカタチを整えるのが、絵を描くようなラインにならず、なかなか大変であった。
どこからみても、いいカタチというのは難しいものである。こちらを整えたら、別の視点からはイマイチだったりして、ね。

着せたら、前身頃と後ろ身頃をボディの両脇でそれぞれ合わせるのだが、
これまた、フェイクレザーがなかなか貼り付かないために、ボディのシルエットが細身にならず、体格の良いトルソードールになってしまったのが、悲しい。

造形作家 さう