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初めましての方は宜しければ
コチラをお読み下さい。


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私は小学生の頃は
何でも出来る気になっていた。






成績も良くて
習っていた習字では沢山賞をもらい
絵でも褒められることが多かった。









ペットとして金魚やメダカ、
小鳥を飼ってもらい、
虫もトカゲも大好きで
いつも祖母を驚かせては叱られた。







それでも頑張れば頑張るほど
祖父母にとても褒めてもらえた。












それでも…
私は他人が持っているものを
羨ましくて仕方ない気持ちが
いつのまにか芽生えてしまっていた。












友達のお母さんがいろんな所に
連れて行ってくれる。










だけど私のママじゃない。
叱られない。









叱られないから
何が悪いのかわからない。










私は凄く図々しい子供だった。









友達のママは当時
母親と離れて暮らす私に同情して
色々してくれたみたい。












だけど…だからこそ…
私はなんだか惨めだった。








みんな自分の部屋を持っていて
可愛いぬいぐるみや洋服、
ゲームや漫画を綺麗に整頓していた。












私は祖母が買ってきた服を着て
ゲームも漫画も禁止で
習い事の習字や絵の道具しかなかった。











整理整頓の仕方なんか知らず
外で男の子たちに混じってセミ取り。











虫カゴいっぱいにセミを入れて
家に持って帰る。









祖母に「あんたは男みたい」と言われ
私も別にいいやと思っていた。











いつからか他人の物を羨ましく思い
私はついに人の物を盗んでしまう。










罪悪感よりも
人の物を手に入れた達成感が強くて
何度も何度も繰り返した。









つづく▶︎