こんばんわっしょい!

というわけで

贋作を売っている『牧之原』と組合にたいして思うところを

少し述べたいと思います。

 

 

どこの業者でも贋作を売ってしまう可能性はあると思います。

実際、わたしは贋作を買ってしまったことがあります。

言い換えればわたしに贋作を売った業者がいるということです。

ではその業者に対して怒っているかといえば別に怒っていません。

なぜ怒っていないかといえば多くの場合、故意ではないからです。

贋作と判った時点で返品&返金もスムーズでした。

自分の見る目がないなーとつくづく思い反省しましたがw

 

では『牧之原』に対してはどうかといえば怒りがありますね。

なぜなら本物と偽って故意に贋作を売っているからです。

最終的に収集家は業者を信用して買います。

その根本であるべき信用を裏切っているわけです。

たとえ本物に贋作を混ぜて売っていようが贋作業者は贋作業者です。

わたしはこのような業者を利用しようとは思いません。

本物だけ買えばいいじゃんという目利きの方もいらっしゃるかもですが、

そういった考えがこの業者の商売をながらえさすのです。

『物を見て買え』その通りだと思います。

ただしそれは意図しない贋作から身を守るためです。

贋作を故意に売っている業者から掘り出すためではありません。

 

 

 

某巨大掲示板を見ていると組合にたいして辛辣な言葉が散見されます。

まあだいたいその通りだと思います。

しっかりしろ!と思わなくもないです。

『20年前の組合ならバチバチやりあった』的な発言もありました。

20年前の組合?うーーーん、やりあったかな?買い被り過ぎでは?

今のように腰が引けていたのでは?と思わなくもないですw

 

時代の変化とともに組織も変わっていきます。

それは自然なことだと思います。

ただ組合が良い意味で変わってきたのかは部外者のわたしにはわかりません。

世代を経るごとに人も変わって昔気質の方も減っていくでしょうし、

目利きの初代からただの商売人の二代目三代目に代わった店もあるでしょう。

では新しい若い人の時代になって時代にあわせた変化をしているでしょうか?

中国では良い悪いは置いておいて中国独自のスラブが根付いています。

贋作だらけの市場のニーズに合わせて変わった結果です。

組合はそういった変化をしているのでしょうか?

日本国内でもスラブ人気とともに組合鑑定の存在感は薄れています。

古金銀がスラブに入る今、せいぜい希少な穴銭くらいしか

組鑑の需要はないでしょう。

その穴銭ですら鑑定可能なものに制限を加えています。

収集家のニーズに合わせて良い意味で変わっているのでしょうか?

そんなことないよ、組合頑張ってるよという方もいるかもですが、

どうなんでしょうね。

わたしは本物であっても『牧之原』から買うつもりはありません。

なぜなら彼らのような贋作業者を生きながらえさせる行為だからです。

とはいえ買う買わないは個人の自由です。

本物を掘り出したいのなら買えばいいのでしょう。

コレクター個々人の倫理観が問われているだけです。

わたしの倫理観ではムリというだけです。

年寄りの戯言ですから気になさらずに。

 

 

それでは次回会うその日までさよなら