おはわっしょい!

というわけで

崇寧通宝について大きな勘違いをしていたようです。

思っていた以上に贋作銭が多そうです。

 

 

昔は500円以下でよく売られていましたし

残存枚数もすごいので贋なんて高額な母銭くらいしかないと思っていたんですが、

中国では普通に精巧な贋作銭が数多く出回っているようです。

ある中国人の方の動画で6枚をグレーディングに出したら

4枚が贋物だったというのがありました。

それ以外にも崇寧の贋に関する動画がビリビリに上がっています。

ビリビリ( bilibili )というのは中国の動画サイトです。

 

想定外でした。。。

美銭だからと安易に買えないですね。

 

ただ中国には穴銭の真贋判定とグレーディングをする鑑定会社があるので

鑑定済みのスラブ穴銭を買えばある程度は贋を弾けると思います。

 

問題なのは日本です。

日本では穴銭の真贋鑑定及びグレーディングをしてくれる会社がありません。

日本貨幣商協同組合の鑑定はありますが真贋判定だけですし

日本の貨幣しか対応してくれません。

 

穴銭までスラブに入れるのはさすがにやりすぎと思っていましたが、

中国の状況を見ていると冗談抜きにスラブ穴銭を購入するしか

贋から身を守れないのでは?とも思ってしまいます。

とはいえ現状、日本ではスラブ穴銭は出回っていません。

また仮に中国の鑑定会社のスラブ穴銭が日本で出回ったとして

中国の鑑定会社をどこまで信用できる?という点で

少し難しいのではと思ってしまいます。

 

 

コイン市場に溢れる中国製の贋作のせいで

本来、楽しいはずの趣味さえ脅かされています。

昔から贋穴銭はありましたが年々精巧になっています。

難しい時代になりました。

当たり前ですがコレクションを少しでも良くしようと思ったら

贋が混じっていてはいけないです。

贋作対策のための参考に贋を所持するのは良いと思いますが、

あくまで参考銭であってコレクションとは明確に別けておくべき代物です。

 

コレクションをするうえで疑わしいものは入ってきます。

ただ、ハッキリ贋と気がついた時点で処分すべきです。

贋は所詮贋です。

 

 

それでは次回会うその日までさよなら