あるインドの思い出 | yogini*satokoのブログ

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ヨガインストラクターとしての活動や日々のことを綴ってます。
◆主な活動◆ オダカヨガ/マタニティヨガ/キルタン/インストラクター養成講座

先週からずっとハードなハードな二週間







お休みがない中
レッスンとレッスンの合間に予定を詰め込んでしまっていて本日2週間ぶりのお休み

昨日最後の予定の途中うすうす感じていた


あ、熱でるな、、、








やっぱり出ましたーショボーン




そういえば昨日
こんな話をちらっとしてたなぁ、、、




旅先で人と合流した途端に具合悪くなる人っているよねって話


うんうん、いるいる
って聞いてたけど

ふと自分に当てはめた時

あれ⁇ 私、逆だなぁ⁇



むしろこうやって人と会う予定がずっと続いていて、その予定が途切れて1人になった瞬間体調を崩すことが多いんですよね

お正月とかお休みに風邪をひくタイプ⁇






一緒にいた方が

気がはってたのが安心するのかもね

って言ってたのを聞いてハッとしました




あ、そっか、私、、、








中学3年から高校生くらいの時
もともと白血球が人よりちょっと少ないんですが
身体の成長に造血が追いつけなくて貧血になることが多かったんです



小さい時はもの凄いお転婆でスポーツとか大好きだったのに月経中はほぼ全く出来なくなって体育も見学しなきゃいけなかったり

集会みたいなずっと立ちっぱなしでいる場面で気分が悪くなったり





自分のしたいことが出来ないのも
他人に迷惑をかけてしまうことも
すごく嫌で悔しかったのを覚えてます







女性として身体が出来上がって安定してきた20歳手前くらいからそれらの症状はなくなっていって
今はむしろぴんぴんしてますが





いつのまにか体調が悪い時に
それを人に見せないようにする癖がついてたんですよね




自分でそれに気づかないふりをするというか、、、







でも昨日の彼女のひとことを聞いて思ったのです







私、、、孤独死するタイプだなガーン と笑







インド旅で思い知らされたこと


甘え下手。。。






実はインドに渡る前のスリランカからすこぶる体調が悪くて


インドに着いた日
首に激痛が走りずっとあった熱が一気に上がって2,3日それが続いてたんです






まぁでもきっと抜歯が原因で人にうつるものじゃないし

基本1日のスケジュールを自分で自由に決められる
(チャンティングやバジャン、労働ボランティアの時間は決まってるけど出ても出なくてもよい)ので

無理‼︎
と思った時には休めばいいや

と思って毎日普通に過ごしてたんですが






敷地内のWIFIを使えるカフェでいつも会うイギリス人に

明日朝から一緒に出かけようよ
と誘われて




楽しそうね
でも今熱があるからあまり日光にさらされたり
遠くに行くなら体調が治ったらでいい?

と言うと



私の額に手をあてて

サティ!
とても熱いよ!
何故言わなかったんだ!

そこからものっっ凄いケアの嵐が始まったんです





何故と言われても、、、
死にはしないし
気使わせたくないしねぇ

と思ってると






暑い中汗だくになりながら
食べ物やら栄養ドリンクやらを取りに行って帰ってきた彼が


私の鼻と喉にアロマを擦り込んで
水に溶かしたドリンクを飲ませ
心配そうに顔を覗きこみ
ずっと背中をさすってるんです






ママン⁇キョロキョロ






翌日以降も彼は私が

ホットチャイ飲んで
熱っ!
といえば水を差し出し

フルーツショップ閉まってて買えなかったの〜残念
というとその日のうちに買って届け


あれこれあれこれ私の世話を焼くわけです







嬉しいんだけど
申し訳ないという気持ちが強くてなんだかなぁ、、、と思っていたら






ある朝
朝食を買おうと列に並んでいる時
黒人男性が話しかけてきて

やっと話が出来た
というから

どういう意味?
と聞くと

きみのことはみんな知ってる
毎日テラスでヨガしてるよね?
話してみたかったけどいつも金髪の男がガードしてるから近づけないんだよ(鼻で笑う)
人気者だね
それってきみにとって良いこと?

と言われました





どういうニュアンスでそれを私に言っているのかが定かではなかったけど
明らかにその“金髪の男”(私をケアする人)に関してはトゲのある口調でした





車椅子生活のお母さんを元気づけるためにイギリスから一人でここまで連れてきて毎朝昼晩食事を運びオムツを替えてケアをしているいい人なのに、、、私のケアまですることでこんな言われ方をされてるんだ
と思うとより一層申し訳なくなってしまい
あまり思ったことをポンと口にしないようにしていました
(それをキャッチしてすぐ与えようとするので)






そして私がアシュラムを出る最終日
タクシーが予約時間になっても来なくて
タクシーシェアする予定だった子と話し合い
時間を遅らせ再予約することにしたんです





その予約をしに予約センターに行こうとしたら
すかさずまた彼が重たいバックパックを私から取り上げて背負ってついてきてくれました




すごく暑い日で
10キロ以上もあるそれを担いで炎天下を歩けば
すぐさま汗が吹き出します




汗だくの彼を見て私は
ごめんね、私自分で持つから大丈夫だよ
と何度も言ったのですが彼は絶対にそのバックパックを私には持たせませんでした




予約センターについて並んでる時も
ここまででもう十分だから
暑いでしょ?もうそれ返して
と声をかけると




自分がそうしたいんだ
と彼





いや、でも、、、う〜〜〜ん、ごめんなさい
と言ったその瞬間でした





彼ではなく私の後ろにいたおじさんが突然





そうしたいんだよ!
そうさせてやれよ!
それが彼の喜びだ!
きみはごめんなさいじゃなくありがとうと言いなさい!




キョロキョロ‼︎






ビックリしながら私が

あ、ありがとう、、、

というと彼




笑いながら

it's my pleasure(それが喜びだ)
と、、、











人に何かをしてあげてそれを喜びとする感覚は私にもあります


でも私は人にそれをさせることが凄く苦手な人のようです






頼ってほしいと思っていながら
人には任せられない人







もっと素直に甘えられたら
きっと見える世界もちょっと違う






もっとそうしてみてもいいんじゃないかな?
と思った瞬間でした









熱でぼんやりとしながら思い出す
あるインドの思い出