花をみて、花だ、ととらえる

そのとき世界は生命をもたなくなる

死んだ世界をみている

花、は花ではないのだ

花から離れて花をみると

そこには、ある

世界は再び生命をもち始める

泉から水が流れてくる

すべてが輝いてくる

なんて不思議なんだろう

ただ感嘆するしかない
世界は常に新しい

一瞬たりとも同じではない

新しさ、それがこの世界なのだ



そしてまた、変わらぬものでもある
近くで人が怒っていると、
自分も同じ風を受けなきゃいけない気がしていたけど

局地的に雷雨でも
こちらは晴れわたってるってこともあるんだね

ここはいつもさわやかな風がふいている

あら、あっちは大雨みたいね
あっちは暴風。そっちは霧雨?

大変そう。

ここはいいわよ