ないと困るけど
割となくなる
カートリッジのお話
今回は
マルゼン カート式エアコッキングガン
です
1984年発売の2代目S&W M59 より
採用されたエアガン用カートリッジ
です
このカートリッジは
マルゼン ルガーp-08
コルト ガバメント
H&K P7M13
ワルサーP38
SIG P226
ベレッタ M92SB-F
で採用されました
押し込み式のエアコッキング、
スプリングバック式
KG-9のライフル用とはサイズが違います
完成品で6千円前後、実売4千円前後
キットで2千円程度で
1984-5年は爆発的にエアガンが
売れた時期でこのモデルもとても売れたそうです
1985年にはほぼエアガンに席巻され
エアガンの進化とともに
マルゼン自身も連射にも命中精度にも
邪魔なカートリッジを排除するように
ケースレス化されていきました
1985年 MGCのM93Rが発売され
ガスガンの普及、発展とともに
カートリッジモデルは廃れていき
1990年を待たずに消えていきました
それから
ガバメントは固定ガス化、
ガスブローバック化され現在は消滅
M59も固定ガスガン化され消滅
P-38のみガスブローバック化され
現在も発売中です
P7、P08、P226、M92はそのまま消滅
しましたね。
カートリッジの再版はされず
現存のカートも経年劣化で使用すると
リムが割れることが多いです
残念ながら現在転用できるカートはなく
付属のカートを大事にするしかないですねー
ポイントのUZIピストルのカートが
サイズ近いんですが逆にこっちのほうが
激レアなんで参考になりませんね
そもそも本体の耐久性が非常に低く
現存する本体自体が
非常に少ないかもしれません
ピストンのばね圧を受ける
スライド後端を止めるピン周囲がもろく
さらにピストンの爪が折れやすいです
サタも雑誌に貸し出したら
1機折れちゃいました
将来的には3Dプリンターで再生したいと
考えてます
結論
サタの知る限り
マルゼン カート式エアコッキングガン
のカートリッジは互換性のあるカートは
ほぼないです
倉庫在庫があっても経年劣化で
使い物にならないでしょう
もしこのシリーズを入手しても
撃たずに
やさーしく保管してもらうのが
いいんじゃないかと思います