今週もMGCうぃーく
今回は実銃の販売デモ用に開発された
モデルガン
MGC イングラム M11 モデルガンです
MGCが1980年発表したニューモデル5
の第2弾として1981年に発表されたそうです
その辺のことは全然わかんないんですけどね
1981年発売
オープンカート式ブローバック
32連射です
1秒24連射の謳い文句だったそうです
認知度が低かったため
手回しして発売と同時に雑誌に
実銃の特集組んだそうです。
MGCは戦略がうまかったですね
こちらはJAC の MAC10
実銃のM11は380ACP
もともと9mm/45ACPのM10が先に
軍用に開発されたそうです。
開発の発端は
MGCの輸出先よりのオファーで
イングラムを世界中の軍、法執行機関に
売り込むためのセールス・サンプル
を作らないかといわれたそうで
乗ったそうです
実銃のサンプルを
横田基地に送ってもらい
そこで採寸したそう。
グリップは法律上問題ないため実物を
輸入してコピーしたとのこと
右通常ボルト
左 CPHW ボルト
サイズは非常にリアルに作られても
ボルトが小さく軽くて回転が速すぎて
マガジンの装填が間に合わなかったそうです
それで重くするためにインサートに使う超硬金属
を入れたうえHW樹脂を採用して
重くしたそうです
下のCPHWのボルトに金属がないのは
CPにすると回転数が落ちるからだそうです
分解は実銃同様ワンタッチでできます
それはそうですよね
実銃のセールスモデルですもん
ストックはボタンを押すと伸縮できて
そのままひくと抜けます
ラップアラウンドタイプのボルトが
うまく再現されてます
でもあまりに回転数が早すぎて
ある日突然、衝撃でボルトが粉々に砕け散ります。
マルシン ドルフィンのブリーチブロックも
そうでした。
やっぱりフルオートのハンドガンサイズは
衝撃に耐えきれないんですね。
サイレンサーはかなりな消音効果でした
アルミのサイレンサーもあったそうですが
キットのはABSのモナカにゴムのカバーです
高校の休み時間にベランダで32連射しても
周りが気づかないぐらい優秀な消音性でした
サイレンサーがないとばーーーーっと
ツインのバイクを無理やりまわしたみたいな
音がするんですが
サイレンサーを付けるとぶおーーーって
大排気量車のアイドリングみたいな音がします
キットモデルは8500円
と安かったですが
カートも買うとなると結構な出費でした
オープンデトネーターは火薬装填と掃除が
楽でした
そのかわり汚れにシビアなオープンカートですが
マガジン2連射ぐらいは余裕に可能でした
左 オープンデトネーター
右 CP
M59用のCPと違って5mmキャップを使用します
7mmと5mm実は火薬の量は同じで
5mmキャップを使うモデルのほうが
コントロールはよりシビアだそうです
キットの取説です
実銃のサンプル用に作ったせいもあるでしょうが
この回転数でボルトが動くモデルを
これ以外に見たことないです
火薬という爆発のエネルギーを
使ったから可能だったのであって
電動やガスブロでは絶対に不可能でしょう
知名度は低かったのに
イッキに人気モデルになって売れたそうです
当然ですね、一度見たら忘れられない衝撃です
各社からエアガンガスガンが発売されたのを
見ても
その人気の高さがうかがえます
左から
MGC M59/M76用CP
MGC M11 オープンカート
MGC M11 CPHW
MGC M11 CP
WA 380 オープン
マルシン 380 PFC
コクサイ 380 スピンジェット
です
おなじCPでもカッコ違うんですね。
オープンカート用デトネーターです
ほぼ2秒以内で終わる32連射のために
火薬の装填に30分
CPならもっと。
掃除に1時間かかるってどうなんでしょう?
やっぱいくら衝撃的でも廃れますよね・・・・・・。
ガスブロならばワンマガジン5秒はかかりますけど
準備は5分、掃除はなしですもんね。
そもそもこんな銃
軍、公的機関向けといっても
どこで使う目的で売り込んだんでしょうねー?