今週もMGCうぃーく
今回は最初欠陥銃の烙印を押されても
現在まで50年以上米軍制式であり続ける銘銃
MGC コルト M16A1 CPブローバック です
1982年 MGC
初のCPブローバックモデルガンとして
発売されました
1983年創刊
MGCの機関紙 モデルガンチャレンジャーによると
CP とは キャップピストン方式ブローバックの略
だそうで
それまでのデトネーター式オープンブローバック
と違って
マルシンのPFC(ブラぐファイヤーキャップ)を研究し
パテントに抵触しないよう開発された
閉鎖式ブローバックカートリッジです
多少アレンジはあるものの
現代でもこの2種がほぼ主流を占めます
銃本体の汚れが少なく
デトネータ―とのクリアランスを気にする必要がないため
多弾数連射が可能になったとのこと
マルシンのに対抗して
ひたすらリアルに。
更に銃口を塞がれた金属モデルと違って
ABSなら銃口がインサートだけで開放できるので
プラで開発されたそうです
そもそもマルシンのは日本に極少数入ってきた
M16の実銃が元ですから
リアルに決まってますよね。
セレクターレバーの位置は実銃同様になりました
もともと以前の金属M16の時に実銃取材を
していたそうで、さらに当時は実銃の
ハンドガードやマガジンが容易に入手できたそうで
取材なしで作成できたそうです
マガジンには輸出先の希望で実弾が
はいらないようスペーサーが入れられました
そのコネで実銃同様の刻印が許されたそうです
ハンドガード内はヒートシールドと
ガスパイプが再現されてます
機関部も当然リアル
でも実物よりちょっと小さい?
らしいです。
ボルトヘッド全体が発火のプレートの
役割をしているためエジェクターが作れず
右の爪みたいなパーツが鉄板で押されて
エジェクトします
リュングマンのガス受けが再現されてます
ボルトのファイヤリングピン部分
下の鉄板がエジェクターを押す鉄板です
ちなみにこっちはマルシンのボルト
ラグは再現されてますが
ガスの受けは再現されてません
リアルさは後発のMGCの勝利ですね
左からAKの7.62mmx39
MGC CP
マルシンPFC
ダミーの各5.56mmNATO弾
金属M16が発売された1973年は
あまりM16の知名度が高くなかったそうで
冊子を作ったりして知名度アップを図ったそうですが
1980年ごろはすでにSWATなどで採用されて
人気も高かったそうです
サタはゴルゴにあこがれていたので
M16は必須のアイテムでしたが
実はそんなに人気でなかったそうです
米軍の小冊子、復刻版です
1967年に改良型のM16A1がベトナム戦争に
実戦配備、軽量で携行弾数も多いが
メンテナンスフリーの間違った勘違いがあったのは
有名な話ですね
困った米軍は漫画で小冊子を作って配ったそう
これはMGCのキットの取説
キットの取説って手が込んでいて
サタは結構みるの好きです
奥新日本模型 M4、手前MGC M16のボルト
1982年発売も
ABSで軽いのと表面がてかてかしていて
重厚感に欠ける、さらにプラが弱くて剛性感もイマイチ
だったそうで
1984年ごろからのエアガンブームに押されて
あまり数でなかったそうです
MGCが倒産して新日本模型が製造引き継いで
HW化して剛性アップ
さらにM4A1化して発売するも
新日本模型も終了、ウェスタンアームズに
金型は移転し今はガスブローバックになってるそうです
上から
新日本模型 M4A1 モデルガン
ウェスタンアームズ M4A1 ガスブロ
マルイ M4A1 RIS 電動ガン
です
MGC M16A1 実はめちゃくちゃ発火作動
快調なんです
ばらばらカートがフルオートで飛んでく様は
快感です
・・・・・でも・・・・・反動はゼロに等しく
ウェスタンアームズのガスブロの
反動の衝撃を味わったあとでは、わざわざ
火薬詰めてまで発火したいとは思わないですね。
掃除もかなり面倒ですし。
おうちのM16A1なひとたち
上から マルシン モデルガン
コクサイ スーパーウェポン
MGC モデルガン
MGC 金属モデルガン
MGC モデルガン です
ビンテージモデルガンでは
最高の出来なのに
エアガンブームに飲み込まれ
あまり売れなかった悲劇のモデルガン
ってなってますけど
サタはそうは思いません
モデルガンの視点から見ればそうですが
HW化し M4A1に発展ひいてはガスガンになって
現在も作られているって
銘銃だからじゃないですかねー