大人にしろ、子どもにしろ、「褒めて育てる」のが推奨されることが多くなりました。


罰的なアプローチの弊害については、心理学の研究では定説化してきていますので、褒める方向に向かうのはもちろん望ましいことです。

ただ、褒めるアプローチがいつも上手くいくかというと、そうでもないので注意が必要です。
なぜなら、関係性によっては、「上から言っている」と思われて、うまく伝わらないことがあるからです。

特に思春期の中高生あたりに、「〇〇して凄いね」とか言うと、「なに上から目線なん?」と反発される可能性が割とあります。

そこでおすすめは、「認める」ことです。例えば、
褒める「宿題やって偉いね」
認める「宿題やったのね」
ちょっと印象が違いませんか?

上から言われている感じは受けていない、として認められた方の反応をシミュレーションしてみましょう。
①「頑張ったでしょ?」
②「成績あがらないと意味ないけどね」

①は、本人が宿題ができたことに価値を認めている場合。②は本人が価値をそれほど認めていない場合。

褒めるにしろ認めるにしろ、本人が価値を置いていることに触れるのが効果的です。
下手に褒めた言葉がポイントを外していて、しかも上から目線だと思われてしまうと、その後の展開が辛くなります。
一方、認める会話だと、②のパターンからでも会話を展開させやすいと考えられます。

褒めようとすると素直に受け取ってもらえない、と感じる場合、認めるということを意識してはいかがてしょうか?

そして、いずれにせよ、本人が触れてほしいポイントを探すのをお忘れなく!