いまが自分にとっての1つのターニングポイントになるのは間違いないので、ブログに書いておきたいと思います。

先週から開発責任者という職務を離れ、1人のエンジニアというポジションに戻りました。

現場で実開発をする時間が足りずスキル面での心配をアピールし続けていたことが受け入れてもらえたともいえるし、その一方で、この半年やってきたプロジェクトで目標に届かない実績のまま成果を出しきれなかったので降りることになったという、両方の側面があると思ってます。

人事としては、同じチームメンバーだった人に責任者を交代し、私は引き続き同じプロジェクトでインフラとオペレーションを中心としたエンジニアとしてフルタイムで開発できるようになっています。

この半年はいろいろ手を出しすぎてしまって働き過ぎになり、どれも収拾がつかなくなって中途半端になってしまっていました。私は仕事に関しては虚勢を張る癖があり、できないものをできると言い張って引き受けた後に調べ始めたり勉強し始めるということを強引にやりながら徹底的に攻めで仕事をしてきましたが、今回ばかりは自分の限界を超えたところまで引き受けてやろうとしてしまったというのが率直なところです。

マネジメントは嫌いではないつもりですが、徹底的に考えこむ性格もあって、かなりの時間を漠然とマネジメントと企画を考えることに費やしていました。そのくせ自ら手を動かしたいとういのも譲れない気持ちとしてあって。
でも自分で手を動かして開発できない部分が多くて、考えるだけで終わる、わりと大きなシステムですぐに何かを試すというやり方の体制も作れず、どうやって形にしたらいいか、事前知識が足りなさすぎてそこで止まる、ということの繰り返しでした。



"スキルの貯金"を崩す働きかた、貯める働きかた
https://note.mu/chokkoy/n/nc2e267f68ec6

以前こんな文章を書いたことがあったのですが、現在の職場での仕事をやっていくうえではいよいよ貯金ゼロになったなというのが最近感じたことでした。

月間数百億を超えるアクセス、高度な機械学習をもとにしたデータ分析、まだ未熟なスキルのJava/Scalaをベースにした開発、RedisやElasticSearchなどの初めて本格的に運用したミドルウェアなどなど。
どれも1つ1つがそもそもチャレンジングなのに、これらをマネジメントもやりながら全部ハンドリングしようとしたのが無理ゲーだったなと。
チームメンバーが優秀なだけに何とかカバーしてもらっていたので何とか回ってなくもない、という感じだったのもあります。

ここ一週間過ごしてみて、一日中コードやインフラに向き合えることがどんなに楽しくて、前向きな気持ちで、自分にとってとことんやり続けたいことだということを改めて認識できた気がします。
(その一方で、憂鬱な部分があってこそ「仕事」だという思いもありますがそれは別の機会に)

まずは、とにかくこのチャンスを生かして徹底的にスキルの貯金を積み上げていきたいと思います。純粋に開発に集中することができる環境としては年齢というかキャリア的に最後のチャンスだという気持ちもあります。

仕事での直接的な開発業務だけでなく、しっかり基礎から積み上げて、まともな開発と運用ができるエンジニアになりたい、そのために必要なプランとアクションを着実にやっていきたいと思います。