最近、テレビ番組(例えば、「銭形金太郎」)ほかで、自給自足をしている人の生活を取り上げていることがある。

自給自足には、私もあこがれがあり、仕事をやめたら、あるいは、東京で仕事をしなくてよくなったら、こういう生活をしたいという気もする。

もちろん、大変だろうと思う。仮に、住居を何とか用意したとしても、暑さ、寒さ、農作業、その他いろいろ、想像を超える大変さがあるだろう。

だが、本当に大変なのは、なんとか生活できるようになってからだろうと思う。というのは、現在のせわしない生活と比べると、時間がありあまり、どうしていいかわからなくなる、ということになるかもしれない。TVに映されているのは、TV撮影班がたずねてきて、よそ行きの彼らなのだ。そのときが彼らの最も、高揚し輝いているときなのだろう。

ふだん、本当にヒマなときににどうするか、という対策が、今のところまったく想像されない。