『自分を振り返る作業というのは
時に必要です。
一生懸命ヨガをやって
一生懸命スタジオに通って
一生懸命カルマヨガをやって
どんどん自分は変わっていきますが
意外と自分がどのくらい
変わったかというのは
気づかなかったりします。
そばにいる人というのも
ヨガをやっている人が
少しずつ変わっていくので
あまり気づかなかったりします。
たまに会う人に
「すごく変わったね」と
言われるかもしれませんが
そういう機会がないと
自分が進化しているということに
実感が持てなかったりします。
この実感が持てていないというのは
今の時点では大きな問題ではありませんが
いずれ大きな壁が来て
やっぱりヨガなんて必要ない
スタジオにいたくないと思って
離れていこうと考える時期が
必ずみんな来ますが
それこそ乗り越えるべき壁です。
強い自分のエゴの硬い層、岩盤に当たって
「あぁこれは破れないから
破りたくなかったということにしよう」
「破ってはいけなかったことにしよう」
「スタジオのやり方が間違っている。
多朗太さんのせいにしよう」
と言ってヨガをやめていくわけです。
その時に振り返って
自分がどれだけ進化してきたか
というのを実感があれば
今、確かにこの壁はぶ厚すぎるし
破ったらとんでもないものが出てきそうだし
本当はやりたくないんだけど
でもこれまでの進化を考えて
ここまで来た道のりを振り返ってみれば
やっぱりこの先に
もっと素晴らしいものが待っているな
ということが分かるわけです。
感情的な恐怖心を越えて
理性が「あぁ、この先に進むべきなんだ」と
思えるようになります。
ですから、振り返る時間をとる。
振り返る時間というのは
日記を書いたり分析するのもいいですが
おススメは例えば
この秋とか冬の日に
ひとりで散歩でもしながら
気持ちのいい場所に行って
なるべく考え事を無くして
周りとの関わりも無くして
ふと公園で自然を感じてみたり
紅葉を観てみたり
何でもいいですが
自分ひとりで居られる時間
というのを作ります。
その、ひとりでいるときに
仕事をしたり
考え事をしたり
スマホを見たりしないで
その場の環境をただ感じてみる。
なるべく自然の中がいいです。
そうすると
すごく自分が変わったということが
分析するよりも
体験として理解できるはずです。
それが命綱になって
さらに先に進むときに
その時の体験というのが
自分を導いてくれるようになるので。
一つの技術です。
そういうやり方をしてみてください』
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