小さい頃、
家族みんなで遊びに行った記憶があまりない。

それを寂しいとか、あまり思った事もなく、うちはこういうのなんだ…みたいな感じに思ってた。


でも時々、みんなででかけようってなったら

いつも決まって行く大きな公園があった。


そこでは家族みんなでたくさんはしゃいで

たくさん走って

たくさん笑った。


お昼…

何かおかしい事があったのか

もう忘れてしまったけれど、

みんな笑っていた。
普段は仕事で忙しく、家では寝ている姿しか見られなかった父も。

いつもはもう少しおこりんぼさんだった母も。

家ではいじわるばかりした兄たちも。

もちろん、泣き虫だった私も。

その時はみんな、みんな笑っていた。


笑顔のみんなの手元には、

お母さん特製のおにぎりがあった。

手作りだから、のりはしっとりしていたけれど。


たくさんはしゃいで、たくさん笑った家族のお出かけの思い出の中には

いつもおにぎりが一緒だった。


私もそんな思い出を自分の子供たちに残してあげたいと思う。






…おいしかったね。
…楽しかったね。