
家の敷地内で夕日がきれいに写真に撮れる所を探してみた。
2階かな…ガレージかな…
結局、電線が写り込んだりしてしまう。
…そうか、それも、今の私の現実なんだ。
雑誌みたいな高層ビルからの写真もきれい。
だけど、今、私が生きているのは、この山ばかりの、電線が移ってしまう
「ここ」なんだ。
「ここ」 での夕暮れ、結婚してこの地で住み始めた時、とても苦手だった。
今にも沈んでいく夕日。このまま夜になったら、ずっと朝が来ないんじゃないか…そんな事も考えたり…。
生まれた街でみたのと同じ太陽なのに
「ここ」の太陽、特に夕暮れは本当に悲しくなった。
ホームシックだった。
でもそんな私も、母になり…夕暮れが怖い、なんて言ってられなくなった。
太陽は、夕日は、いつも子供たちを見ている。
子供たちは「ここ」で大きくなっていく。
私も「ここ」で生きていく。
生きていく街で見る夕日、もう怖くないよ。