私が野球を教わった人で、
塚原さんという監督がいました。
この方は少年野球の監督を
長い間されていましたが、
西日本では向かう所敵なしの
成績を残していました。
この監督は
1番から9番までの
全てのバッターが
ホームランを打つんだ!という
指導をされていました。
ですから、
送りバントのサインは
一切出しません。
常に打て!という強気の監督です。
特に印象深いのは
ピッチャーに対する指導方法です。
野球はピッチャーが頑張れ!
0点に抑えて
ホームランを打つ!
それで勝ちやろ?
そんな風に言っていました。
私は普段キャッチャーを
していたのですが、
一度だけ、先発する機会があり、
俺が一番頑張らんといかんのやな~!
そう思うと、
プレッシャーがかかります。
ピッチャーで4番だから
当然ですけど、頑張りました。
一回の表を0点で抑えて
裏の攻撃で
いきなりノーアウト満塁で
打順が回ってきました。
監督のサインは
ホームランを打て!でした。(笑)
レフトまで110mもある
広い中学のグランドです。
ここは無理やろ~⁉︎
;^_^A
そう思いましたが、
監督のサインは変わりません。
開き直って打席に立つと
初球をフルスイング。
打球はレフト場外へ。
ホッとしながら
ダイヤモンドを一周し、
ベンチに座っていると、
監督が近づいてきて、
まだ、初回やから
もう一回打順が回るやろ?
もう一本打てよ!
打ててホッとしている所で、
完全に油断していた
自分を見抜かれ
気合いを入れられました。
次に回ってきた時は
ノーアウト一、二塁。
送りバントならいいなぁ~。
と思いながら監督を見ると
またもやホームランを打て!の
サインです。
やっぱり⁉︎(笑)
またもや開き直り
初球をフルスイング。
打球はレフト場外へ、
一打席目より遥か遠くへ
打球が飛んで行きました。
結果は9対1
5回コールドで勝ちました。
プレッシャーをかけたり、
気合いを入れ直したり、
的確なアドバイスをする
監督の一挙手一投足が
選手を自由自在に動かします。
特にホームランを打て!の
サインがあるなんて、
普通じゃないでしょ?(笑)