コロナコールセンターの仕事をしているとき、様々な人と出会った。

毎日デスクも隣の席の人も違うため、毎回初めてのような気持になった。

 

感染者が多い時期は22:00頃まで残業をしていたこともあった。

そのときは皆で協力し、とにかく仕事を終わらせて早く帰るのが目標だった。

忙しくても楽しかった。

 

感染者が激減し、定期的な健康観察や解除連絡をしない方針になってからは看護師から電話をかけることはなく、受電のみの健康相談になった。

本当にひまでひまで、電話を受けない日もあった。

 

ひまなのにnetを見たり読書をするのは禁止だったため、ぼーっとするか隣の席の人と話すくらいしかすることがなかった。

ひまなのも苦痛だった。

 

隣の席が私と同年代の人の場合、話しかけられることが多かった。

「ヒマだね~」から始まり → 次にコールセンターやワクチン接種バイトの時給やシフト・登録している派遣会社の確認(情報収集?) → 今までの経歴 → 自分語り → 悩み相談。だいたいこんな流れ。

 

内容はあまり聞いていなくても「へ~」「ふーん」と相づちをうっていると、知らない人なのに相手はどんどん話し、勤務終了まで語りが止まらないこともあった。

時間つぶしにはなるけど、聞いているとどっと疲れた。

一日中話した人は、逆にスッキリするようだった。

 

読書OKになってからは、私はひたすら読書をしていた。

真剣に本を読んでいても、飴などの小さいお菓子を餌に話しかけてくる人もいた。

不思議なのだけど、同じような行動をする人がいることに私は気づいた。

そういう人を観察していると、だいたい皆時間帯によって行動が一致していた。

 

・8:30 始業。ギリギリに来る。甘そうなコーヒーをもっている。

     たまにうとうと居眠りしているけど、基本的に話さず静かにしている。

 

・10:30 居眠りから目覚め、そわそわしている。

      飴やグミ、チョコなどを食べる。

      「お腹が空いたねー」と隣の人に話しかける。

      そのまま会話が成立すれば、昼食はどこで食べようか?と情報収集。

 

・12:30 休憩。ひとりで外食へ。

 

・13:30 休憩から戻り、ランチしたお店の話をする。

 

・14:00 居眠り。電話がかかってきたら飛び起きる。

      電話が鳴らなければそのままお昼寝。たまにイビキをかく人も。

 

・16:00 お目覚め。「あと少しだねー」「夕食は何食べよう」と話す人が多い。

 

だいたいこんなかんじ。

仕事はしているのだけど、基本的に食べ物中心に物事を考えているようだった。

よく話すのだけど、会話というより一方的に話す人が多い印象。

 

体型も似たり寄ったりで、固太りというかごっついかんじで、化粧が濃い/またはスッピンで無頓着な昔のおばちゃん風というかんじ。

 

なぜこんなにも似ているのか?更年期だから?

調べた結果、更 年期障害は自 律神経症状だということがわかった。

 

自 律神経のバランスに影響する更 年期障害以外を調べてみると

・副 腎疲労

・血 糖コントロール不良(体型的にこれが一番?)

・甲 状腺機能低下

・セ ロトニン不足(≒メ ラトニンも不足?)

・睡眠不足

・交感神経優位(ずっと緊張状態?)

 

このようなことと関連しているのではないかと思う。

ポ リヴェーガル理論という自律神経に関する理論から考えると、何かしらのストレスがあると、副交感神経が支配する顔面の筋肉を動かしてストレスを緩和しようとすることがある。

カッカカッカして多弁の人は緊張感が強いのかもしれない。

 

交感神経優位な時間が長いのなら、食べ物(副交感神経は消化管を活性化する)を食べることで副交感神経を働かそうとするのかもしれない。

 

血 糖コントロールが良くないと、血 糖値が急に上がったり逆に下がりすぎたりする。

その急激な低 血 糖を解消しようとして、身体は血 糖を上げるホルモンを分泌し第一に脳を守ろうとする。

 

その第一選択はグ ルカゴンだけど膵臓の機能が低下している場合はコ ルチゾール。

しかし副腎疲労の人はコ ルチゾールが枯渇するのが早いらしく、昼過ぎには機能が低下しあまり分泌できなくなる。

 

それでも身体は低 血 糖に対処しなくてはならず、次はア ドレナリン→ノ ルア ドレナリンを分泌し、危機を乗り切ろうとする。

 

すると血糖が上がりじきに安定するのだけど、これらは精神状態にも作用する。

・ア ドレナリン:怒り、敵意、暴力、攻撃的な感情、イライラ。

・ノルアドレナリン:恐怖、不 安、否定的な感情。

 

何年か前の職場で自 己愛性パーソナリティ障害と思われる50代・60代・70代の3人のおばちゃんがいたのだけど、その時はわからなかったけど低 血 糖の影響で自 己愛のような症状だったのかもしれないことに気づいた。

もしそうだとしたら精 神薬を飲んでも効かないどころか悪化するかもしれない。

 

しばらくは低 血 糖の本を読みまくって怖くなり、私はグミを食べるのをやめた。

添 加物の一部は発 がん性があったり、甘 味料の一部は低カロリーでも膵臓からはイ ンスリンが多量に分泌され「膵臓疲労」になるかもしれないと感じたから。

 

間食はナッツやプロテインにした。

塩もちゃんと摂るようにした。

 

また低 血 糖ー高 血 糖によりア ド レ ノ ク ロ ムも分泌するらしい。

これは幻覚症状がでたり、統合失調症などの精神疾患との関連も示唆されているらしい。

ビタミンB 3(ナ イア シン)不足も精神疾患や発 達障 害などと関連しているよう。

 

このように精神症状と身体は関連が深いのだけど、あまり重要視されていない。

むしろ精神・心理・身体と、分野で細分化されすぎている。

 

関連しているのなら別の分野からアプローチすれば改善するかもしれないのに。

 

なぜだろうか?

深い深い利 権という闇がありそうだ。