かくりよの宿飯

TVアニメ『かくりよの宿飯(やどめし)』公式サイト (kakuriyo-anime.com)

「かくりよの宿飯」あやかしお宿シリーズ 友麻碧 | 富士見L文庫 (kadokawa.co.jp)

(↑原作の紹介はこちら)

2018年4月~9月放送 全26話

メインキャスト
津場木 葵(cv東山奈央)
大旦那(cv小西克幸)
銀次(cv土岐隼一)
お涼(cv加隈亜衣)
静奈(cv上田麗奈)
暁(cv内田雄馬)
白夜(cv田丸篤志)
葉鳥(cv寺島拓篤)
時彦(cv平川大輔)
チビ(cv石見舞菜香)

あらすじ
あやかしが見える体質のアオイは、

幼い頃、ネグレクトにより極度の空腹状態で独り取り残されているところに、

白いお面のあやかしからもらった食べ物を食べ、一命をとりとめる。
大学2年のとき、突然かくりよにある宿屋「天神屋」の大旦那にさらわれ、

祖父の借金のカタに嫁になれと言われる。

しかし、それを拒否し、働いて稼ぎ借金を返済すると啖呵を切る。

~~感想~~~~~~~

和風お料理ファンタジー。
突然妖怪に嫁入りさせられる話って、なんか、漫画アプリのCMとかでありそう。
前に見てた「神様はじめました」が面白かったので、
似た感じかなぁと思って見てみました。

2クールある話って、1クールである程度の見せ場の山場があって、
2クール目でさらに登場人物増えたりして規模が大きくなった山場がある、
っていう感じなんかな。
26話全部使って1つの大きいエピソードを形成している、っていうタイプの話ってあんまり見ない気がするな~。
この話も前半でアオイが天神屋に受け入れられて、後半は舞台を移して前半よりスケールの大きい話。

ストーリーは
主人公が料理の料理が得意で、あやかし好みの味だから、
(実は育ての親であるじいちゃんが

あやかしに目をつけられた時に備えてあやかし好みの料理が作れるよう、仕込んでいた。)
芸は身を助く的な感じで、妖怪たちに食べられずに済んでいるところがキモというか。
主人公の料理であやかしの世界のいろいろなトラブルを解決していく感じ。
なんだけど、
残念ながら料理の影が薄いというか、映像があんまりおいしそうに見えないというか。
いきなり主人公に大舞台が舞い込んでくるのもご都合主義的だし、
かまどしかないような設備の厨房なのに、ローストビーフとかアイスとかあっさり作れちゃうし。
あやかしたちもチョロくて、すぐに主人公のことを好意的に受け入れるし、
なんかチートでなえる。

声優さん的にも特にこれといって驚きのない順当な配役って感じ。
ちょっと面白かったのが、リアル姉弟の内田真礼ちゃん、内田雄馬くんが兄妹役で出てたのとか
熱血正義漢のイメージ強い日野聡さんが悪役で出てたことくらいかな。
あと、他の作品で面白みのないイケメン役だった土岐隼一くん、この作品の配役は良かったと思う!
かっこいいんだけど、あくがなさすぎて二番手な感じが、当て馬感があってとてもよかったですw
イケメンで優しくていい人なのに、最終的には主人公を、

オラついた傲慢な王子系のヤツにかっさらわれるタイプね。

いいね、似合ってるね。

全体的に、ふ~ん、こんな感じかぁと思いつつも、最後まで見れたのは、
料理のほかにもう一つ、
幼い主人公を助けたのは誰なのか?主人公が好きになる相手は誰なのか?
っていうラブ的な要素もあって、
そっちが割と面白かったから。
大旦那さまの、俺様イケメンなのに素性がよくわからないというミステリアスさが

とても魅力的なキャラ造形でしたね~。
CVの小西克幸さんの(声はどちらかといえばだいぶ好きじゃないタイプだけど)、
そこはかとなくうさん臭さが漂う感じがね、

すごくキャラに合ってるなぁと思いました。