先日、ライブ無事終了致しました。

須藤さん澤田くんの息の合った、歌心ある演奏に支えられて楽しく歌えました。

久しぶりの東京倶楽部で、先だってこちらに書きましたが、スタッフさんにいつも支えてくださったいまは亡きお客様の話をされ
あのときは…
と話していると封じ込めた記憶と極彩色の想いが溢れ、でももう2年以上経ってしまったなぁ…感慨深い…

からはじまり

年に一度か二度のタイミングでもう四半世紀応援して下さっている、いまのわたしのお客様で一番長く応援して下さってるお客様がいらしてくださり、もうそろそろ再雇用も終わるし、人生どうしようかなーという話から、環境は変わったけど、結局お互いにあんまし変わってはないのかもね、みたいなお話をしたり

今年大学入学で上京した姪っ子さんが遊びにきてくれて、彼女の母である初田悦子さんが

きみのママより

という曲をつくってた(つくってたのは多分姪っ子が4歳くらいだったような…ありがたいことにこの曲はたまに街やイベントやテレビで流れるし、環境は変わったが妹さんは元気に歌っています)ときは小さな小さな彼女、彼女のための歌詞だったわけですが、その姪っ子さんも来年成人で、最近ひとりカラオケでこの曲を歌ってみたら滅茶苦茶難しくて、母の実力を実感した!
と言っていて(笑 ちなみに姉は難しいだろうことがわかるので歌えなかったら癪なので歌ったことはありませんー)

難しいだろう難しいだろう!
あーそんなに時流れちゃったか!
と感慨深いったらありゃしない。
まじ。

選曲もあまり国別、みたいにせず、今回はこの心情をテーマにした曲をまとめてみたりして
文化や時代、様々な見えない壁を越えて、音楽は人間の本質を表現している素晴らしさを感じますし

歌っていくにつれ、自分の心の変化なのか新しい景色が拡がっていく、歌は面白いと思います
果てはない…

不器用なのでちょっとずつちょっとずつしか変わらないし回り道しないと色々気付かないのですが、時がただ無駄に流れた、という生き方をしてはこなかったな、多少深度は深まっただろうか、と思う今日この頃です。

全く違うことはできないにしても、またわたしらしくチャレンジしながらちょっとずつちょっとずつ深度を深めたり気持ちを新しくしたり、できたらよいなと思います。

とにかく周りの方の支えがなかったらなにもできなかったです。間違いない。
これまでわたしに関わってくれたひと全ての方に本当に感謝。

これからも宜しくです。

最近ミュージシャンの訃報が多く、人生は儚い、としみじみ…

さて、わたしの歌える日々はあとどれだけ、とも思うと、なんだか他人さまの芝生は青く、焦るような打ちのめされるような感情に囚われるときもあるのですが、だからこそ焦らず自分がきちんと腑に落ちることを重ねていこう、と自己を引き締める日々です。

須藤さんの名前入りのライダース、冗談で着てみたら、結構似合う(笑)

須藤さんのひとを暖かくするお人柄は真似したいところ…
澤田くんも暖かい。きっと強さが優しさにつながっていくひとだろうなぁ。
だからもっと優しくなるひとだろう。

来年3月くらいにまたこのコンビでお願いする予定です。

ありがとうございました!

岩本さつき