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 人が前向きになるウソ、人の背中を押すウソは、結果が
 
出てから「ありがとう」といわれることが少なくない。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.91
 
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 短所を正直にズバリ指摘されると誰でもへこむものだ。
 
短所は、自分でもわかっていることが多い。
 
自分で気にしていることを、人からつかれるのは辛い。
 
正直が人を落胆させるような罪づくりになることがある。
 
 
 人を元気づけるときには、実際に思っているよりも、大
 
げさに言って励ますことがある。
 
自分に都合のいいことは耳ざわりがいいし、信じやすい。
 
人が元気になるならウソでも善になることがあるものだ。
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 「先のこと」は、後で考えればいい。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.89
 
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 良いこともあれば、悪いこともある。
 
良いことも悪いことも、いつまでも続くわけではない。
 
だからといって、嬉しいときに、先のことを心配して憂え
 
るというのは、もったいない。
 
心配してもきりがない。どうせ、起こりもしないことまで
 
起こるかもしれないと思い煩ってしまうのが落ちなのだ。
 
 
 嬉しいときは、心曇らすことなく思いっきり喜べばいい
 
のだ。
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確かに「ありがとう」というべきところを「すみません」
 
に置き換える人は多い。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.85
 
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 「すみません」には、手を煩わせたことに対して、詫び
 
る気持ちが込められている。
 
でも考えてみると、詫びるということには暗い要素がある。
 
一方、「ありがとう」と感謝することには、明るさがある。
 
 言われる側にとって、どちらが気持ちいいかといえば、
 
明るい「ありがとう」のほうではないだろうか。
 
それなら、いっそのこと「すみません」よりも「ありがと
 
う」を使うようにすればいいのだ。
 
素直に感謝して喜びを表すようにしよう。
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 「私の」であっても、所有物ではない。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.80
 
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 私の子、私の妻、私の職場と「私の」はいろいろある。
 
いくら「私の」であっても、自分の思い通りにしようなど
 
と思うと、そこにあつれきが生じる。
 
余計な口出し、手出しで反発を買うはめにもなる。
 
 
 期待しすぎ、あてにしすぎが相手に余計な負担になり、
 
ひいては自分の心に不満を招くことになる。
 
 
 自分の所有物ではないことを忘れてはいけないのだ。
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 結局「いい関係」とは、自分とは「異なるところ」「相
 
容れないところ」を尊重しあえる関係をいうのではないだ
 
ろうか。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.77
 
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 本気になって叱ってくれる人には、熱い気持ちがある。
 
辛いときに言葉をかけてくれる人や、言葉がなくてもそば
 
にいてくれる人には、温かい気持ちがある。
 
一緒になって汗や涙を流したり、話をしたり、笑ってくれ
 
る人にも、通じ合う心がある。
 
そんなありがたい人たちとの「いい関係」を大切にしたい。