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 「仲の悪い夫婦」は、ケンカさえしない。お互いに「監
 
視」しながら「無視」している。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.75
 
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 ケンカするのは仲の良い証拠というのを聞いたことがあ
 
る。相手に期待するものがあって、そこに食い違いがある
 
からケンカになる。相手をあてにしているほどに仲が良い
 
といえるわけだ。
 
 
 完璧な期待通りを100点として、何点だったら感謝でき
 
るだろうか。
 
高校生なら30点がいわば赤点で落第になる。
 
夫婦の場合、50点でも赤点にしているかもしれない。
 
相手に対する期待が大きいほど、採点が厳しく辛くなる。
 
しかし、そもそも期待とは、自分のメリットを求めること
 
なのだ。
 
自分ではなく相手を中心に考えると、採点は優しくなる。
 
 
 30点でも20点でも、0点でないことに感謝するならば、
 
そこからいい関係が築けるに違いない。
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 やはり人というものはある程度長くつきあっていなけれ
 
ばわからない
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.73
 
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 あれ?こんな人だったんだ、と意外な一面をみることが
 
ある。
 
期待通りのこともあれば、期待外れのこともある。
 
思ってもいなかったような良さに人を見直すこともある。
 
先入観で決めつけていたことが違っていたことに気づくこと
 
があるものだ。
 
 
 考えてみれば、自分でさえも、いつも同じではない。
 
気が向けば、人当たりよくしていられるが、その気がなけれ
 
ば、素っ気ない。
 
どちらが本当の姿で、どちらが仮の姿だともいえない。
 
どちらも自分なのだ。
 
 
 人を見るときは、先入観で決めつけないことが肝要なのだ。
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 打ち明けたり、打ち明けられたり……そんなことが「人
 
と人との絆」を強くすることに役立っている。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.71
 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 
 人と人とは支え合うところにすばらしさがある。
 
人の役に立てることは嬉しいことだ。
 
相談されたり、頼られたりすることで、自分がそれにより
 
支えられていることもある。
 
頼ったり、頼られたりすることができる相手がいることが
 
幸せなことであり、そんな相手に感謝する気持ちを持つと
 
日々の暮らしが温かくなる。
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 大切なのは、もっとも身近にいる者同士で相手の危機に
 
気づき、よき話し相手になることだ。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.65
 
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 忙しさにかまけていると、相手の話を上の空で聞いてし
 
まっていることがある。
 
聞いてほしいことを話しているときは、ちゃんと気持ちを
 
向けなくてはいけない。
 
その辺りの心がけの悪さが、すれ違いの原因になったり、
 
不満が溜まったり、さらには不信感にまで発展する。
 
 
 相手への思いやりを深めて、しっかり相手の心を察して
 
心の壺にはまるような気の利いたひと言が言えるようにな
 
るならば理想的なのだが。
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 相手が自分のために何かしてくれることを、「空気のよ
 
うに当たり前」のことと思って、甘えてしまうのはうまく
 
ない。
 
『いい人生は「ありがとう」がつくる』 
 
     斎藤茂太 新講社 P.63
 
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 妻だから、親だから、あるいは上司だから、そうするの
 
は、当たり前だと思って期待してしまうのは甘えなのだ。
 
自分のためにしてくれることには、そうしようという心が
 
宿っているのであり、その心があることに対しては、感謝
 
すべきことなのだ。
 
 親しいほど、親切が当たり前になりやすい。
 
親しいほど、「ありがとう」の言葉がいらないような気が
 
してしまうが、やはり伝えるべきものは伝えた方がいい。