関東でひとり暮らしの一番上の姉が、息子たちと久しぶりに実家に帰って来た。

もうすぐ70才。
甥っ子がこっちに来るのは30年ぶりくらい。
 
 
 
電話をすると、
 
自画姉「私もこっちに来るのはこれが最後かも。
でも、わざわざ来なくていいよ。
時間もお金もかかるから。
 
これは姉の口癖
 
うさぎ「会いたくないだろうけど
私は会いたいから行くね〜
 
 
姉はちょっとメンドーな人。
姉でなかったらあまり近づかないかもてへぺろ
 
 
子どもの頃は何かと口うるさかった。
 
姉が東京へ働きに行って初めて帰郷した時、私たち弟妹をデパートのレストランへ連れていってくれた。
 
その時私は小学生。
落ち着きなかったんだろう。
自画「うるさい。行儀悪い。大人しくしなさい!」笑い泣き
 
でも、初めて食べた芙蓉蟹(かに玉)の美味しかったこと!ラブ
 
美味しい美味しいと食べる私たちを、姉はとても優しい目で嬉しそうに見ていた。
 
こんなだからメンドーな姉でも嫌いにはなれない。
 
 
 
実家で会った途端
 
自画「あら!元気そうね〜良かった
それに若くなったね!
 
そりゃそうかもー
前に会った時は抗がん剤真っ最中。
髪も睫毛も眉毛もなくて…
副作用も酷くでてたからね。
 
自画「それから…優しそうになった!」
 
わぉ
なんてステキな言葉!
 
でも、それはきっと眉のせい。
元々私は、利かん気なへの字眉。
でも薄くなった今は自由自在に描いてる。
優しそうな眉、お手の物!
 
 
 
 
我が家を出る前に、夫とおじいちゃんのためにカレーを作った。
タマネギを刻みながら姉のことを考えた。
 
姉の母親が亡くなったのは姉が4才になったばかりの頃。
今の孫娘よりちょっと小さかったはず。
1才下の弟と生まれたばかりの妹がいて…
ほどなく、突然知らない人(私の母)がやってきて…
 
そんな事をツラツラ考えていたら、タマネギが目にしみた。
 
 
 
 
姉はちょっとボリュームアップしていた
 
自画「食後に甘いものが欲しくなるんだよね〜
ちょっとでいいんだけどね〜」
 
うさぎ「高血圧なんだから気をつけてよ~」
 
 
 
帰り際
 
うさぎ「しぶとそうで安心したよーニヒヒニヤリ
 
自画「まったく、口が悪いんだから!もう
 
やっぱり叱られた―てへ
 
 
 
 
うさぎMerciありがとハート