「あなたたちは

すべてにおいて

急ぎすぎているし

いつも何かに

追われるようにして

毎日 毎日

焦っているようだ。」



「時にはゆっくり

各駅停車でいこうよ。


たまには途中下車して

街を見てみようよ。」



「例えばの話

そういう余裕は

あった方がいいのでは?」



走る電車の窓から

流れていく風景が

そう問いかけてきた

…ような気がした。



「うん。

そうかもしれない。」



いつも見慣れた

風景だったのに

より新鮮に感じた

ある日の午後。