ゴールデンウィーク最終日


お天気予報は下り坂だったので

和歌山で映画を見た


始まる前の広告が

和歌山の企業やお店の宣伝なのだけど

みんな

なんというか

やんわりしているというか

あたたかいというか


こんなところにも

お国の特色ってでるのだなと

また和歌山が好きになった



本編が始まったら

いきなり台湾語でびっくりした


と、いうのも

友人が観たいといったのに

完全に乗っかってついて行ったので

予備知識がゼロ


後で聞いたら

台湾と日本の合作なのだそうだった


「青春18×2」


ネタバレになるので何も言わないが


美しい映画だった。


わたしは

すこし泣いた。



一生青春

ということばがある




青春
サムエル・ウルマン 宇野収・作山宗久訳
 
青春とは人生のある時期ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意思、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の新鮮さをいう。
 
青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき はじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、情熱を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。
 
60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。
 



いい詩ですね

訳が何種類かあるようなので
また他のものも見てみたいです

できれば
自分でも訳してみようかしら



でも

「青春」はやはり、
辞書通り
「生涯において若く元気な時代、主に青年時代」
でよいのでは、とも思う



2度と戻ることがない


あの

稚拙で

蒙昧で

傷つきながら

傷つけた


溺れているみたいに苦しいのか

お祭りみたいに楽しいのか

自分でもよくわからない


驚きと発見と


焼けるような情熱と

そして挫折と


あの鬱勃としたエネルギーは


やはり

青年時代だけのもの

私は思う



映画の宣伝のキャッチに出ていたので

これは言ってもいいですね


「あのとき想いを伝えていたら、未来は変わっていただろうか」



たしかによくある文言


この映画全体も陳腐だと

コメントしている

若い人もおられるようだった


よくある話

といえば

よくある話





でも


そのよくある話、に

翻弄されて

よくある話、を

必死に生きたのが


あの

青春の日々だったのじゃないかしら



陳腐にみえることばの響きは


年齢を重ね


また違ったものになって

結晶してくる




取り返しがつかない。


だから

生きてる限り


生き続けていくほどに


大切になる

あの日々




わたしにとって青春とは

そんなものです



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