ゴールデンウィーク最終日
お天気予報は下り坂だったので
和歌山で映画を見た
始まる前の広告が
和歌山の企業やお店の宣伝なのだけど
みんな
なんというか
やんわりしているというか
あたたかいというか
こんなところにも
お国の特色ってでるのだなと
また和歌山が好きになった
本編が始まったら
いきなり台湾語でびっくりした
と、いうのも
友人が観たいといったのに
完全に乗っかってついて行ったので
予備知識がゼロ
後で聞いたら
台湾と日本の合作なのだそうだった
「青春18×2」
ネタバレになるので何も言わないが
美しい映画だった。
わたしは
すこし泣いた。
一生青春
ということばがある
2度と戻ることがない
あの
稚拙で
蒙昧で
傷つきながら
傷つけた
溺れているみたいに苦しいのか
お祭りみたいに楽しいのか
自分でもよくわからない
驚きと発見と
焼けるような情熱と
そして挫折と
あの鬱勃としたエネルギーは
やはり
青年時代だけのもの
と
私は思う
映画の宣伝のキャッチに出ていたので
これは言ってもいいですね
「あのとき想いを伝えていたら、未来は変わっていただろうか」
たしかによくある文言
この映画全体も陳腐だと
コメントしている
若い人もおられるようだった
よくある話
といえば
よくある話
でも
そのよくある話、に
翻弄されて
よくある話、を
必死に生きたのが
あの
青春の日々だったのじゃないかしら
陳腐にみえることばの響きは
年齢を重ね
また違ったものになって
結晶してくる
取り返しがつかない。
だから
生きてる限り
生き続けていくほどに
大切になる
あの日々
わたしにとって青春とは
そんなものです
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