やっとお腹のぐあいがよくなったのに

お天気予報は雨


大人しくしてるかー

とおもっていたら



空海展に

誘ってもらった







空海そのひとのことはもちろん

その先輩がたのことが詳しく展示してあって


初めて知ることがとても多かった


あっという間の3時間ほどだった

博物館の高い天井までの巨大な曼荼羅


命をかけて伝えたひとたち

威信をかけて作らせたひとたち

絵を描いたひとたち

彫刻をつくったひとたち

そして

祈り すがったひとたち


ここに

かかわってきたひとたちの

降り積る念みたいなもの


そんな時空の重なりのなかにいたので

帰って来ても

まだふわふわしてるみたい




仏像を

本来の安置場所から移して

「展示」するのはいかがなものかと

いわれたかたがあったけど


こうした展示会で


そのままでは出会えなかったはずの

多くの人の

祈りと感謝がまた伝播していく



理屈では

過去の時間と現在の時間は別のもの


だけどそれが

展示物をみているうちに

自分のなかに混ざり合って

大きな悠久の時間の流れに身を浮かべる


博物館は不思議で

特別な場所





併設の仏像展






この天井に届くほどの仁王像は

写真撮影が許可されていました



撮影できなかった仏像のなかで

今回いちばん惹かれたのは

手のひらほどの小さい仏像


片膝をついて

ちょいワルな感じの男前

(煩悩やん😆)


不覚にもお名前を失念

ちょっともう一回行って確かめて来ます

もう一度

どうしても一目会いたいの





パワースポットということばがあるけど


パワーがあるとすれば

それは

自分の中に


自分のパワーが

浸透圧みたいに引き出されて


それがまた

清くやわらかくなって

自分のなかにもどってくるような場所






さて遅くなったお昼ご飯は

奈良町の小さなお店





天ぷらは

さつまいも、酒粕、柿、そして藤の花


え?と聞きなおすと

マメ科ですのでネ

と奥様


私たちよりだいぶ先輩の

ご夫婦だけでされているお店





日曜日というのに

貸し切りで


静かな

雨の奈良

昼下がりのひととき




さて

このあとは

春日大社の藤を見に行こうと言っていたけど


雨だというのに

そのあたりは

えらい人出


空海展にも

いつのまにか

長蛇の列ができています





行列が苦手なふたり


春日大社は

秒であきらめて


雨であまり人がいない猿沢池でしばし


あ、鯉…

あ、亀…

あ、ちがうわ…





そのあと

よもぎのおまんじゅう食べようと

當麻寺に移動 





おまんじゅうは売り切れでしたが


見たかった藤が

ここで咲いていました

水蒸気に染み込むの?とてもいい香り




何とわたしときたら

當麻寺は初めて



こんなに広くて

静かないいお寺とは

存じあげませんで どはまり

写真を撮るのも忘れて😆



帰り際

やっと、スマホの存在を思い出した


中の坊




































大好きになってしまったお庭

最後にはたわわな白藤


閉館時間がきて

かなしかったけど


それ以上に

来られてうれしかった




幸せの青い鳥が

結局自分ちにいたように



大好きな場所は

こんな近くにありました


わたしは

とっても、しあわせです