南河内の里山にある


弘川寺に行って来ました





ヤマザクラも

まだ少し咲いていました



西行のころは

ソメイヨシノじゃなくて

このヤマザクラ


わたしも

素朴なヤマザクラが好きです



裏の山に遊歩道があって


桜の時期でなくても

たまに歩きにくる

好きな道です


小さな花たちが

季節を知って咲いています












いつもはほとんど人に出くわしませんが

ソメイヨシノがちょうど満開


パラパラと出会いました


遊歩道と思って行くと

結構な坂道

出会う方々はたいてい山登りのいで立ちで


山と同じで

すれ違いにはおたがい

こんにちは

と声をかけあいます





さて

ひっぱりましたが😆


ソメイヨシノが満開

















西行館の方へも行きました









樹木医さんがちょうど

お仕事をされていました


NHKの番組などで

その存在を知っていましたが

実物?にお会いするのは初めて


話しかけてもいいですか?

とお聞きすると

どうぞなんでも


とおっしゃってくださって

興味深いお話をたくさん、うかがいました


なかでも

最近ニュースにもなっているクビアカツヤカミキリ


この美しいひと枝は

来年はもう花をつけないだろうとのことでした




こんなふうにヤニが出ているところに

幼虫がいるそうです





↓注意⚠️ イモムシが苦手な方はとばしてください!





ほら

と、ピンセットで掴んで見せていただくと
思わず手を出しちゃった😆

田舎の子なので
わたしは平気です

これで2年ちょっとなのですって。

写真載せませんが
これが1年目、これが2年目…と
小さな幼虫🐛を見せていただきました

こんな小さな虫が
山中の桜を枯らしてしまうのだということにびっくり


こんなふうに
地道な駆除しか
方法がないそうで


お世話いただく方々のおかげで
美しい景色が守られていることに
感謝の念でいっぱいでした



能の「西行桜」のおはなし

自分の静かな庵に咲いている桜
それを見にくる人をよく思わず

花見んと群れつつ人の来るのみぞ
あたら桜のとがにはありける

と詠んだその夜
夢の中に老木の桜の精があらわれ
それは花の罪ではないことなど
もの言わない花のおもいを知るとともに

春の夜のひととき
桜花のもとで語り合い そして舞います





お花見に行くと
人が多いことを
つい残念に思ってしまうこともありますが
自分もその雑踏のうちのひとりですよネ










西行墳は

今日もひっそり



お花の精と

おはなししておられるかな






※追記


タイトル「西行桜」にしましたが

「西行桜」と言われてる桜は弘川寺ではなく

京都の勝持寺にあるそうです