山のほう

周りは梅などの畑ばかり


細い道をくねくねたどっていくと

ぽつんと小さなレストラン







雨の火曜日は

静かでした








ジビエは苦手と思い込んでいたのに

それが楽しみになったお店










ひとつひとつ


しずかな声で

地元の食材の説明をしてくださる給仕の方


シェフともふたことみこと


友人もわたしも

ひとみしりなこともある


大阪のおばちゃんにも

いろんな顔があるのです


人のこころって

世界みたいだなあ、と

よく思う


じぶんのこころのなかに


いろんな景色がある





キレイな水が湧き出る 泉みたいなところ


緑のじゅうたん 風がわたる高原


ふかふかの深雪にひかる太陽


翠の海原水平線 はたらく船


星座がわからないほど たくさんの星


好きな花ばかり咲く庭でのパーティー


子どもが 笑う声


どこまでも続くまっすぐな道

信号は青青青


見渡す限りの水仙 あまいかおり


一目千本のヤマザクラ

それを新車で走りつつ見て

歓声をあげる高速道路…



そうかと思うと


繁華街の雑踏 罵る声


ネオン、嬌声、酔っ払い


始発前の街 ゴミのにおい


瓦礫になった町


ぬるい風だけが吹く荒野


自分の足も見えない霧


前向きにといわれても

どっちが前なのか 上か下かもわからない場所


落ちても落ちても ずっと落ち続ける崖


夜の火山 時々あがる赤いしぶき


地底のおく

軋みながら動きつづけるプレート…






 

どんな景色を自分のなかに見つけても

びっくりしてもいいけど

(じっさい、めっちゃびっくりする。

よくも悪くも)


凹まないようにしよう、と思っている


まだみたことのない景色が

これからも

まだまだ


わたしのなかにある




さて

こんなふうに

雨の日の午後は

なにもしない、を存分にしつつ


夜も出かけず

家ごはん🍚


白浜の家は風でみしみし言うけど

友人もすっかり慣れたみたい


めいめい部屋にひきとって

早々に解散

おやすみー💤



さて

翌水曜日はうってかわっての

ものすごくいい天気☀️


なので

ずっと行きたくて

行ったことがなかった

白崎海洋公園へ案内していただいて

向かいました🚗




加工なしのこの色!


そもそも

絶景は絶景とゆうくらいなので😆

写真で表現するのは無理


それでもと

京都でお留守番の友人にこの写真を送ったら


モネ!


と返信あり。






          モネ「エタルトの風景」






こういうとき

生まれてこのかた

クジや懸賞のたぐいにろくに当たったことがないのは


わたしは友人運で

運を使い尽くしてるんだなと



この海の写真をみて

秒で「モネ!」と返せる友人を


わたしは持っている。

えへん!






















200000000年も前にできた景色


ここに今いる奇跡に

びびる











この景色も

きっと

わたしのなかに