昨日は珈琲に適した水

という事で

 

焙煎度の浅い珈琲には

軟水が向いていて、

焙煎度の深い珈琲は

どちらでも良い

 

というお話をしました。

(昨日のブログはこちらです)

 

今日はその続きです。

 

 

 

 

 

軟水で淹れれば

どんな焙煎度の珈琲でも

豆の風味が活きた珈琲を

淹れられるのでしょうか?

 

 

実は必ずしも

そうではないんですね。

 

軟水でもミネラルが豊富に

含まれている水で淹れると

苦味のきいた珈琲になります。

 

 

 

軟水とは、

カルシウムとマグネシウムのイオン濃度

により定義されています。

日本では、アメリカ硬度と言われる

炭酸カルシウム濃度に換算して

決まります。

(水もアメリカ式なんですね。

 珈琲もアメリカ式が標準です)

 

ですので

カルシウムとマグネシウムのイオン濃度

を測定した結果、軟水となった場合でも

カルシウムとマグネシウム以外の

ミネラルが豊富に含まれている

水もあります。

(市販されているペットボトルの

 ミネラルウォーターはそうではありません)

 

 

 

 

軟水でもミネラル豊富な、

ミネラル水で珈琲を淹れると

焙煎度の浅い珈琲ほど

苦味が強調されやすくなります。

 

緑茶や紅茶、料理に使うと

そのお茶や料理がとても美味しく感じる

ようになる水でも、

 

そのまま珈琲に使って同じように

感じることが出来るとは限りません。

 

 

 

 

でもせっかくなら

自分が気に入っている水で

珈琲も美味しく飲みたいですよね。

 

ミネラル濃度の調整が可能な

ミネラル水であれば

 

少し薄めに作ることで

苦味がマイルドになって

まろやかなコクが出る珈琲を

淹れる事も出来ますので

 

 

色々試して見て下さいね。