こんにちは。

「家族」と「葬送」をテーマに

書いております、ライターの橘さつきです。

 

いきなりですが、

 

あなたはどんな先祖に

なりたいと思いますか?

 

 

「先祖の供養を大切にしないと

いけない」と、子どものころから

聞かされてきました。

 

先祖の供養をしっかりしないと、

子孫が繁栄しない。

家族に不運が訪れる。

何か禍が降りかかっているのは、

先祖が戒めのために

知らせているのだとか?

 

おそらくほとんどの宗教が

そう語っているように思います。

 

今、テレビでは

統一教会の勧誘と献金の話題ばかり。

 

こんなに先祖供養をしている人が

なぜ幸せにならないんだろう?

 

宗教だけではありません。

投資詐偽で唱えるのも

先祖供養、お墓詣りの話です。

 

知らずに知人に連れられて

仮想通貨の説明会に行ったことが

一度ありますが、

ナントそこでもセミナーの半分は

先祖供養と先祖お墓詣りの話ばかり?!

名優も揃った、ドラマそのもの!(笑)

 

「先祖供養」「墓参り」の大切さを説くことで、

まずは人の信頼を得ようとするのでしょう。

それから必ずお金のはなし。(笑)

ビジネスがちゃんとついてくる!

 

 

不幸な人は先祖の祟りなのだとか?

不幸せな家は先祖の供養をしていない

からだと、陰口もよく耳にします。

 

「祟り」という強迫概念って

ものすごいですよね。

そんなに信じているわけではないけど、

子どもや子孫に禍があっては

いけないから、

一応従っておこうという人は

多いのではないでしょうか?

 

たしかに遠い先祖からの

命のバトンがあってこそ、

今の自分があるという感謝の気持ちは

大切だと思います。

 

そのどの一代がいなくても、

今の私たちは存在していないのですから。

 

でも、考えてみて。

自分の死後に、

自分も先祖になった時のことを

 

供養してくれないと

自分の子孫に祟ったり

するでしょうか?

 

「生きること」も、「死ぬこと」も

こんなに大変なことばかりの

世の中で、

 

死後まで何か求めたりせずに

祟ったりしないで、

ただただ暖かく見守る先祖になりたいと、

思いませんか?

 

先祖供養に意味がないとは

思っていませんが、

 

先祖供養をしないと

良いことがないような教えって、

感謝を強要している脅迫にさえ

思えてしまうのです。

 

「先祖供養」の心が悪用されて、

献金することで、

家族が破産に子どもの未来が

壊されていっているのは

本当に辛いこと。

 

私は子どもや孫に

「自分がもらった命を

人生をしっかり生きることが

本当の先祖供養だよ。

あの世から、

いつだって見守って、

応援してあげるからね!」

 

と言いたいのです。

 

 

先祖の祟りと恐れられる存在には

なりたくない。

先祖はあなたたちを

いつだって応援しているよって!

 

これからの「先祖供養のかたち」

を探しています。

 

子孫のために

お金をかけなくてもいい、

「先祖供養」こそあるべきでは?

 

そういう教育こそ、

ぶれずに逞しく生きるために

必要な気がしています。

 

なにか良いアイデアがあったら、

是非、教えてください。

 

 

 

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是非、読んでみてください!

 

『絶縁家族 終焉のとき

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