こんにちは。

ライターの橘さつきです。

 

6月13日と14日の二日間

パシフィコ横浜で開催された

フューネラルビジネスフェアに

行ってきました。

 

 

多死社会を前に様々な

エンディングビジネス商戦が

繰り広げられています。

 

あらゆる知恵を絞りだす業者さんたち

関連業者でない私は

ギョギョギョと???

さかなクンになって、

のけぞってしまうことも少なくありません。

 

だって、コレって何なの?

誰のためにっていうものも

実に多いんですのよ!

 

死ぬまで人様のお世話になることは

感謝していますが、

死ぬまで、商売のカモにされちゃう?

 

しかし、

今回、その中で注目したのがコレ。

 

 

会場の中で

「人生最期はオムツでいいの?」

というショッキングなタイトルが

目に飛び込んでました。

 

 

そう、ラスト・ランジェリー。

人生の最期に着る下着です。

なるほどなアイデアです!

 

 

 

寝たきりでなくても、

突然の事故で亡くなっても

老いも若きも亡くなったら、

みんな紙おむつをはかせられるそうです。

 

死後に体液が漏出する心配から、

仕方がないと言えば、そうなのですが……。

 

このレースのランジェリーは

マジックテープで着脱が簡単。

尿パッドを当てておけば、

オムツをはかなくても良いそうです。

男性用もあるそうです。

レースはついていませんが。(笑)

 

素材は保冷効果もあるもの。

 

なるほどね~!

わかるわ。

 

なるほどなアイデアです!

 

早逝する我が子を親が見送るとき、

オムツで逝かせるのは耐え難い。

また女心をとらえたものかも。

 

 

いままでこうしたエンディングビジネスの

フェアを多く見てきましたが、

「人生の最期に着る下着」

始めてでした!

 

美しいラスト・ランジェリーを

企画・生産のETOE(エトエ)の

渡邊絵美社長にお話しを聞いてきました。

下記にあるように、子どもの頃

祖父を送った時の経験から、

亡くなった人がまとう下着

「ラストランジェリー」を開発したそうです。

 

 

 

昨年暮れに、愛猫ノアを自宅で見送りました。

家族五人そろって見送りたかったので、

火葬まで二日待ちました。

発泡スチロールのクーラーボックスに

保冷剤を入れて、遺体の痛みを防ぎました。

 

癌で下痢が続くために、

晩年はオムツをさせていました。

死後も体液の漏出を心配してオムツをすぐに

させました。

 

火葬の日、

不思議とオムツはきれいなままだったのです。

オムツをはずしてあげて、荼毘にふしました。

 

食いしん坊だったノアですが、

最後は食べることもできなくなっていて。

大好きなチュールと小さな花束を

腕に抱えて、幸せな顔をして

安らかに旅立っていきました。

 

そんなノアのことを思い出しました。

 

闘病中は仕方がないけど、

最期くらいはオムツを

はずしてもらいたいですよね。

 

迷惑はかけたくないけど。

 

生まれたときはオムツはしていないもの。

 

 

では、生まれたままの姿で?(笑)

いやいや、それだけはご勘弁。

ちゃんと隠していただきたい。

お願いします。(笑)

 

 

 

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是非、読んでみてください!

 

『絶縁家族 終焉のとき

  ― 試される「家族」の絆』

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