今日、6月7日に、

大切な友人が手術を受けます。

 

 

彼女はもう20年近く、病と闘い続けて

きました。

「満身創痍」とはまさに彼女のこと。

 

闘病に疲れ果てた彼女が

勇気を奮い立たせ、

大きな決心をして、今日再び手術に

挑みます。

 

 

私は「お見舞い」ではなく、

「陣中見舞い」に梅酒を送りました。

そう、彼女にとっては「闘い」なのです。

 

私と同じで、子どもたちは成人していても、

まだ子どもの独り立ちを見届けていない。

だからこそ、あと10年は生きようねと、

語り合いました。

 

彼女が毎日のように痛みに苦しんで

いたのを見てきました。

今の医療でもその痛みを抑えることが

できないなんて……。

 

 

手術を決断するために、

彼女が旅に出たとき、

 

独りで静かにそっと考えさせてあげたいと、

しばらくLINEもしませんでした。

 

そして、決心した後も、

心配しながら、どれくらいの頻度で

連絡をした方が良いのか?

 

どんな話題をすればよいのか?

 

どう声をかけたらよいのか?

迷いました。

 

自分に体験がないことは、

想像で相手の気持ちを推し量る

ことしかできません。

私は寄り添えていないのかもしれない……。

 

私なりに考え、気を遣っているつもりでも、

決して自分が正しいなんて思っていません。

 

傷つけてしまうこともあるかも?

鬱陶しいと思われないか?

そっけないと、思うだろうか?

 

 

今回、病気の友人に対する気遣いやマナーは、

人によってかなり違うものと思いました。

残念なから、それはわかりあえないこともある。

 

立場によっては理解が異なるものですね。

それは仕方がないこと。

それぞれでいい。正解はありません。

 

私は、彼女に

「母として、まだ闘おう」と励ましました。

まずは手術して元気になること。

元気になれば、また母として頑張れる

エネルギーも沸いてくることでしょう。

 

「頑張って!」ではなく、

「負けるな!」と伝えました。

「うん。負けない」と彼女も応えました。

 

今しばらくは療養に専念してほしい。

 

快気祝いは都内のホテルに泊まって、

バーでお酒を飲もうねと約束しました。

 

どうぞ神様、彼女の命をお守りください。

私たちにはまだ時間が必要なのです……。

 

 

 

 

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