朝から肌寒く雨模様の5月1日。

毎日新聞の朝刊の衝撃的な記事に

朝から、ずっーと考えさせられた。

 

この記事を是非読んでもらいたい。

有料記事なのですが。

 

 

 

 

 

 

コロナ死の葬送を拒む業者が多かった中で、

都内で亡くなられた方の遺体安置を

受け入れてきた遺体安置施設「想送庵カノン」。

 

コロナで亡くなられた方のご遺体は納体袋に

納められて、家族も対面のお別れができない。

 

「遺体からの感染リスクは低い」とは言う。

葬儀社への批判の声を聞いてきたが、

葬祭業者にも家族がいる。

感染や風評被害を恐れる気持ちは

理解できると思ってきた。

 

批判するのは簡単だけど、

なら自分ならできるの?

 

でもこの「カノン」の社長三村氏は

コロナで亡くなった人にも

対面の葬儀にこだわって実践してきた

勇気ある女性。

 

彼女がこの仕事を始めたきっかけは

15歳で亡くなった娘の死。

 

自死した娘を

カノンでメモリアルパーティーで

送った母の話も

同じ悲しみを背負ってきた人に

勇気を与えるものだろう。

 

感動に心が震えた。

 

コロナ禍で葬送は「時短」と「簡素化」

が急速に進む中で、

 

あえて時間をかけてお別れをする。

 

「これからの葬送」に光を与えてくれた

気がする。

時間をかけてお別れをする

自由で新しい葬送のかたちが

見えた気がする。

 

「弔う意味」を教えてくれた

心に迫る記事だった。

 

 

滝野隆浩・社会部専門編集委員の記事。

滝野氏は「葬送」「終末医療」などについて、

長年取材、執筆を続けている。

 

「掃苔記」は楽しみに毎回、読んでいる。

拙著も取り上げてもらった。

毎日新聞ニュースサイトで

連載「令和の弔い」が始まるらしい。

 

5月1日の毎日新聞・朝刊

バックナンバーを取り寄せても

読んでほしい。

 

私は紙面で読みたくて、

コンビニに走りました!

やっぱり縦書きが心に響く。

 

 

拙著が全国の書店で販売中です。

是非、読んでみてください!

 

『絶縁家族 終焉のとき

  ― 試される「家族」の絆』

            さくら舎

 

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以下のメディアで拙著を取り上げていただきました。