こんにちは。

ライターの橘さつきです。

「家族と葬送」をテーマに書いています。

 

家族なのに大変。

いや、家族だからこそ大変なのか?

 

タブーとされてきた「家族の闇」、

「絶縁家族の終焉」を取材を続けてきました。

 

 

有名人が親との長い絶縁を越えて、

和解できた、親の介護をすることで

深い溝を氷解できたという感動の話は

事実なのかもしれない。

 

でも、体験記を読んでみると、

「なあーんだ。

この程度のことだっかたのか」

と正直思うことがあります。

 

もちろん事実をありのままに

書いていないのかもしれませんが。

 

全ての人に和解を求めるのは

苛酷すぎるとさえ感じています。

 

私が取材した多くの家族、

そして私自身の家族の闇も

 

とても和解を期待できるものでは

ありませんでした。

 

「時薬(とき薬)」という言葉がありますが、

時間が解決してくれることばかりではない

ことも多くあります。

 

残念ながら「死」に直面しても、

溝を埋められないままの人も

少なくありません。

 

みんな人には言わないだけです。

 

口にすれば、

逆に猛バッシングの的になってしまうから。

 

「嫌いな親なら捨てればいい」という

辛辣な見出しも雑誌で見られるように

なりました。

 

しかし、

「捨てる」ことで解決ができること

でもありません。

 

逆にさらに心の傷を深めてしまうことにも

なります。

 

和解もできない、関係を斬ることでも

解決できない。

 

自分が乗り越えなくては、

連鎖を断ち切ることも出来ない。

 

そうしたなかで、

自分なりに最良の終焉のかたちを

求めていくしかないのです。

 

正解はなく、

答えは一つではありません。

 

それでも、自分の道を自分で

切り開いていくしかない。

 

そうした思いを抱えて悩んでいる人と

一緒に考えていきたい。

 

悩み苦しんでいる人は

あなただけではありませんよと、

伝えたくて

 

本を書きました。

 

大事なことは、世間が期待するような

無理な和解でもない。

 

苦しみから自分を解放して、

自分の人生を歩んで欲しいと

願っています。

 

 

 

拙著が全国の書店で販売中です。

是非、読んでみてください!

 

『絶縁家族 終焉のとき

  ― 試される「家族」の絆』

            さくら舎

 

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以下のメディアで拙著を取り上げていただきました。