こんにちは。

ライターの橘さつきです。

「家族と葬送」をテーマに書いています。

 

家族なのに大変。

いや、家族だからこそ大変なのか?

 

タブーとされてきた「家族の闇」、

「絶縁家族の終焉」を取材を続けてきました。

 

 

 

 

「どんな家族でもみんな問題はある。

完璧な家族なんていないもの」

「家族なんだもの、

必ずいつかやり直しできる」

 

と人は安易に言いますが、

 

それはその人が深刻な家族の問題を

抱えていないから言える言葉だと思います。

 

取材をしていると、

その違いがはっきり見えてきます。

 

「まだましな親だよ。

もっとひどい救いのない親がいるから」

と人と傷の深さを比較する人も

けっこういるでしょう?

 

でも、人の苦しみは他者と比べられる

ものではないのです。

 

よく人間関係のトラブルを

「心のボタンの掛け違い」に例えますが、

 

 

どんなに努力をしてみても、

もう到底わかり合うことはできないと

いう家族の関係は、

 

最初からボタンとボタンホールが

合っていないようなもの。

何度頑張ってみたところで、

悲しいことだけど、

かみ合うことは不可能なのです。

 

 

諦めて、自分の道を歩むしかない。

いつまでもやり直そうとすれば、

するだけ、傷は深くなっていきます。

呪縛から逃れられない。

 

取材でそれを共感できたら、

あとはもう言葉はいらないもの。

 

 

泪も見せない「ドライブ・マイ・カー」

のミサキにも同じような乾いた悲しみを

感じたのは、私だけでしょうか……。

 

 

 

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是非、読んでみてください!

 

『絶縁家族 終焉のとき

  ― 試される「家族」の絆』

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