こんにちは。

ライターの橘さつきです。

「家族と葬送」をテーマに書いています。

 

家族なのに大変。

いや、家族だからこそ大変なのか?

 

タブーとされてきた「家族の闇」、

「絶縁家族の終焉」を取材を続けてきて、

本には書いていないこぼれ話を、

チョコッと、ここに綴りますね。

 

 

取材では偶然の引き寄せの出会いに

恵まれることもあるのですが、

 

なかには、家族のだれかと

ご自身が絶縁しているにも関わらず、

 

「なんで家族なのに? ひどい家族もいるのね」

と絶縁する家族を理解できないと非難する人

に出会うこともあります。

 

やはり家族絶縁は触れられたくない、

本人も考えたくない

アンタッチャブルな問題なのでしょう。

 

息子は自分にとても優しいのだと、

息子自慢で、家族の円満を全身でアピール。

家族絶縁なんて、考えられないと言います。

 

しかし、実際にはその方は娘さんとは

何年も絶縁関係でいる。

 

 

 

触れられたくないことがあるのは

当然のこと。

 

別に他人の私に話してくれなくても、

構わないのですが、

 

とても気いなるのは

ご自身の心の中で、

もう一人の子どもの娘さんの

存在を消してしまっていることです。

 

元々いなかった存在にしてしまう

ことが気がかりなのです。

 

子どもを産み育てて、

我が子から拒絶されることほど、

辛いことはありません。

 

傍からはわからない、それなりの

事情はあったのでしょう……。

 

 

それをなかったものにして

しまう親の怖さ。

息子と仲が良いことを強調していても、

愛ではなく執着に感じることも。

 

 

こうやって、家族の闇は

蓋をして奥へ奥へと、

隠蔽されてしまうのだなと、

思いながら、その場を去ることが

あります……。

 

 

『絶縁家族 終焉のとき

  ― 試される「家族」の絆』

            さくら舎

 

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