こんにちは。

ライターの橘さつきです。

「家族と葬送」をテーマに書いています。

はじめましての方はコチラ

 

前にも紹介した

大塚ひかり著『毒親の日本史』が

実に面白い!

 

 

大塚ひかり 『毒親の日本史』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

 

こんな本に出会えたのは初めてだった。

親子関係に悩む人にも

悩んでいない人にも

是非、読んで欲しい。

 

何たって面白いのだ!

 

下手な心理相談の本よりも、

ずっと納得がいくだろう。

 

ああー、世の中には昔から

こんなにも毒親がいたのだと、

人間の哀しさを歴史から

読み解くことができる本だ。

 

その中でとても納得がいく話があったので、

紹介したい。

 

「成り上がり」と「落ちぶれ」、

急な階級移動が毒親を作る

というもの。

 

今日はまず「落ちぶれ」の場合に

ついて。

 

貴方のまわりで、自分の家系が

いかに昔は栄えていたかとばかり、

自慢する人はいないだろうか?

 

親や祖父母から昔の家の繁栄を

繰り返し聞かされて育った子は

「なんとか自分の代で盛り返そう!」

という強い使命感をもって育つ。

 

急激な没落を経験した親は、

何とか昔に戻りたいと上を目ざし、

子どもに過剰な期待をかけ、

支配的になりやすいのだという。

 

だけど、

自分の子どもに期待をかけるのは

当然のことと、自分の行為が

「毒」になっているなんて気づく

親なんてどこにもいない。

 

そうした毒にさらされた人自身が親になると、

同じことを子に求め、連鎖となる。

 

なるほどと思った……。

 

親が自分がなし得なかったことを

我が子に期待し、

我が子を自分の欲求達成の

手段として子を利用した時、

 

子どもは選択肢を奪われ、

親の支配下から逃れられず、

追い詰められた末に、

悲劇が起きている……。

 

思い当たる家族がいくつもある。

 

明日の「成り上がり」編を

お楽しみに!

 

 

拙著も是非、読んでみてください。

 

『絶縁家族 終焉のとき

  ― 試される「家族」の絆』

            さくら舎

 

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