こんにちは。

ライターの橘さつきです。

「家族と葬送」をテーマに書いています。

はじめましての方はコチラ

 

 

家族に悩む多くの人に出会いました。

多くの家族の断絶をみつめてきました。

 

幸せを自慢げに語ったばかりの人が、

少し心を許せる関係を感じたとたんに、

自分の家族の崩壊を吐露することは

珍しくないもの。

 

みんな幸せを装っていきているのかと、

思うことがあります。

 

 

「家族の絆」といいますが、

崩壊した家族を修正するのは

縺れた糸の塊をほどこうとするくらい、

やっかいで、大変なものです。

 

絶縁した親子が和解するのは

大変なこと。

 

絶縁にいたるまでに、

それなりに努力もして

歩み寄ろうとしては

さらにこじれて、

亀裂を深めることになるばかり

なのが現実なのかも?

 

子どもに拒絶された親は

子どもが

「後で、後悔すればよい」

と言います。

 

親孝行をしない子に

罪悪感を持たせるような

ことを良しとする

親と社会通念ですが、

 

私はそれはおかしいと

本気で思うのです。

 

もしも、努力しても

親子和解ができないまま

あの世に逝くことになっても、

 

それを子にせいにしては

いけないのでは?

 

 

でも呪いのような遺言をして

旅立つ親も多いのです。

我が子に罪悪感を抱かせて。

子どもが後で、後悔して

反省してくれるのが

願いのように……。

 

そんな遺言は

死後まで家族を断絶してしまいます。

 

そんな親子関係を見ていると、

どちらも幸せになれないなと、

感じます。

 

 

「最期まで残念ながら、

 和解できなかったけど、

 決して、あなたのせいではないよ。

 だから、なにもそのことで

 罪悪感を抱かずに、

 精一杯に生きなさい。

 幸せになりなさい。

 見守っているから……」

 

と私なら言い遺して逝きたい。

 

「親孝行したいときに親はなし」

という言葉が正しい教えとして、

語り継がれていますが、

この言葉が呪縛のように

子どもを苦しませているのも事実。

 

この年になって、初めて

わかりました!

 

親孝行を願うより、

親なら子を責めずに、

我が子の幸せを願う親で

ありたい。

 

この世で和解ができなければ、

あの世でしたっていいじゃない!(笑)

 

悩める家族を取材した、

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あなたの家族はこのままで、

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