こんにちは。

ライターの橘さつきです。

「家族と葬送」をテーマに書いています。

はじめましての方はコチラ

 

 

よくうまくいかない親子関係で

「親子でも相性があるからね?」

と聞きませんか?

 

何人かの子どもがいて、

他の子とは上手くいっているのに、

なぜかぶつかり合ってしまう子は

「相性」が合わないからだと。

 

 

何かつい、

私も相槌を打ってしまうことが

あるのですが……。

 

その後で、なんか「相性」を理由に

逃げているような気持ちになります。

 

たしかに夫婦の場合は

「相性」って大事だと思いますが。

 

 

親が子どもに対して

「相性が合わない」ことを

理由にしていいのでしょうか?

 

同じ両親から生まれ、

同じ環境で育っても

不思議なほどにきょうだいの

性質はまったくちがうもの。

 

物分かりがいい子の方が

扱いやすく、

親に心配もかけない。

 

叩かれて伸びていく

逞しい子もいれば、

 

親の失言に傷つく

神経が細やかな子もいる。

 

でも、そのどれもが

親が子を認められない、

愛せない理由であってはいけないと

思うのです。

 

夫婦なら相性が合わないなら、

別れればいい。

でも、自分と合わないからと、

我が子を見捨てる?

嫌っていいの?

 

赤ちゃんが授かった時に、

もしかしたら、障害をかかえて

いるかもしれない、

男の子でも、女の子でもいい。

とにかく元気で生まれてきてほしい。

何があっても受け止めようと、

多くの人が思ったはず。

 

 

 

その気持ちを忘れてはいけない

気がします。

現実の子育ては厳しいけれど……。

 

都合の悪い子や、扱いにくい子には

愛情を注げないけど、

でも、我が子全員から愛されたい親。

 

家族断絶の裏には、

そんな親の存在が必ずあるように

感じています。

 

我が子は幸い、みんな大変で

ひとりも楽な子はいません。(笑)

 

 

相性なんて関係ない!

大らかな気持ちで家族を束ねていく

親の存在が子どもたちが大人になっても、

ずっと大切だなと、感じています。

 

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