五章 コンシェリア殺人事件
朝比奈大樹
「うぃっちゅー、最近来てくれないやないの?お忙しいとです?」
興樹
「大樹ずっと体調悪いとかと、ちょっと色々信玄の事とか詐欺事件とか重なってジャンヌに顔出せてなかっただけだよ。」
大樹
「大体、ワンちゃんの雰囲気とかで空気読んでます。
あの、興樹やワンちゃんに紹介したい人が出来て、オイラに新しい兄弟が出来て、紹介したいなぁーって思って昨日ワンちゃん店来てくれたんで。」
興樹
「引っ越し落ち着いたら行くよ!」
僕は、ビットコインの後に仕事の為、元カノと別れて直ぐに新宿に引っ越し適当な女と同棲した。
その女と言うのが僕の会社の客(客であってもビットコインの話を聞ける人はそれなりの地位、どこかの社長か芸人、タレントなどだとしても上の人だろう)からビットコイン話をしてくるくらいだからそれなりに周りと比べれば能力のある子ではあったが、これまあ詰まらない嘘ばかりつく女であの状況の僕には許容範囲を超えて居た為、直ぐに別れて北新宿の僕の家は毎日溜まり場。
大樹
「オイラの新しい兄弟!山本ポンスケ、仲良くしたってくださーい。」
ポンスケ
「初めまして、山本です!」
大樹は最初、ポンスケがジャンヌダルクに入って来ると、「純一さん!あいつはダメだ!クビにした方が良いっすよ!」などと噛み付いた。
それは、五味🐼や早乙女🐸や片輪🇰🇷に対して最初の方に見せた態度にも似ている事から何となく察しがつくものだった。
要するに、歌舞伎町に来る様な奴には見えないと言った印象的な部分での理由だろう。
純一
「大樹〜、入って来たばっかなんだから分からないだろまだ!もうちょっと遣ってみないと判断出来ないじゃん?」
大樹
「ポンスケ!俺お前の事嫌いだから!お前向いてないよ、夜の業界とか。」
みたいな感じの遣り取りが行われ、二人が「兄弟!」と呼び合うまでになるにはあるイベントがきっかけになる。
大樹は、僕や紀州が店に行った時は割と出勤して居たが、それ以外は殆ど店にも来なくなった。
僕らが店に行く時、
興樹
「大樹さーん、これから行きますよ〜」
大樹
「あ、ホンマっすか?じゃあ準備して行きまーす!」
と、誘って来ると言う流れになって行った。
更には善岡事件からAK事件と、僕らが飲みの頻度が落ちて居た時は全くと言う程仕事に来なかったと言う。
そんな中で、大樹はフットサルの準備運動中に肉離れを起こし、再び豊島園のプールで二度目の肉離れを起こし、肉離れ続きで全く家から出られない日々に見舞われた時にただ一人だけお見舞い来たのがポンスケだった。
ポンスケ
「いつもお世話になってるんで。大樹さんの為に色々買出しして来ました!」
大樹
「俺、プリン大っっっっ嫌いなんだよ。こんな物は食べ物ですらない!」
ポンスケ
「すいません、知らなかったんで。プリンは自分が食べますよ!その他食べてください!」
大樹
「ポンスケが買って来てくれたから食べる。」
と、嫌いなプリンを美味そうに食べた。
最初は嫌い、クビにしろと試し、そして仲良くなってポンスケを兄弟として僕らに紹介して来た。
紀州
「兄さん、散髪しました?」
大樹
「昨日、ポンスケに髪切って貰いました。ポンスケはバーと掛け持ちで美容師もやってるんで。」
紀州
「えー!美容師なんすねー!」
純一
「俺も髪切って貰いましたね〜。」
気付けば周りもポンスケに髪を切って貰う様にまでなって居た。
大樹
「興樹もポンスケに髪切って貰えばいいのに。」
興樹
「行きつけのところで切ったばっかだよ。機会があれば是非〜。」
中でも特に、専属か?と言う程毎回ポンスケにカットを頼むのが早乙女🐸だった。
大樹はよく、女を追い出した後の僕の家に頻繁に来る様になり、ポンスケもよく連れて来る様になった。
そこに、早乙女🐸と、そして早乙女🐸といつも一緒に居て、僕のマンションと向かい側のマンションに住んで居た片輪🇰🇷も一緒によく来る様になった。
片輪🇰🇷と早乙女🐸は、みんなの飲み歩きにはほぼほぼ参加しないスカウトグループのモブキャラであったが、家の場では気付けばスタメンになっていた。
外では僕と紀州と信玄と、五味🐼や大樹や純一さん。遊び好きのジョニーは大概くっついて来てその他AKメンバーがスタメン。
僕と大樹、ポンスケ、ジョニーがいつも僕の家で居る事が多く、そこに早乙女🐸と片輪🇰🇷と言った構図だ。
家にシャンパン10本を買い込んで、桃鉄が恒例となる。
物件、カード売り場、修行場(ナイスカード駅)など以外の通常マス(青赤黄)踏んだらぐいぐい、一年ごとにビリはボトルごとぐいぐい。
ビリが3位の金で指定した風俗(ブス店)呼んでみんなでクローゼットでプレイを覗き見し、笑ってはいけないゲームなどをするのが恒例になる。
暫くして北新宿の家を引っ越し、コンシェリアに引っ越した時の事。
大樹は午前中に歩いて僕の家に来た。
大樹
「財布に1000円しか無いんで、タクシー代足りないかもしれないんで歩いて来ました。仕事、完全に辞めて来ました。」
偶然その日、僕は飲みにも出て居らず、昼間から岐阜に行く予定があり偶々シラフで朝、家に居たタイミングだった。
携帯も延滞して止まっていて、
タイミングがずれていれば大樹は途方に暮れていた。
ここから大樹は、僕の家に住む事になる。
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