東京での仕事を始めた私は、久しぶりの東京での社会復帰に正直不安な部分もあったけど、こうなりたいんだって思いを持っていたので、比較的スムーズに入り込むことが出来た。

勉強したり、往復の車内ではビジネス書を読んだりして自己啓発に励んでいた。

特に今までそんなに書物に触れてこなかったけど、このときからビジネス関連の書籍がとても好きになり、読書といえば、そんな本ばかり読むようになった。

それは今でも変わらないけど。


鬱になると仕事も出来ず社会復帰もなかなか出来なくなるけど、次のビジョンが見えていれば、そんなのも超えられると思えた。

もっと学びたい、もっと知りたいって欲求が強くなると、余計な事を考えている暇が無くなっていった気がする。

確かに体に出る時もあったけど、とにかく投薬は続けていくことで、そんなにおかしくなる事はなかった。

前を向くようになって、色んな事が良い方向に向かっていった気がする。

人との出会いだったり、仕事上の事だったり、全てが上手く回っていたように思う。

東京に戻ってから、今の自分の置かれた環境を素直に受け止めて、これからの自分の事を考えて、よりリアルに自分ってものが見えた気がする。

これからより高いレベルに自分を持っていきたいと、そう思うようになっていった。


今まで出会えなかった大切な仲間達にも出会うことができたし、多くの事を学んでいると思う。

それは全てにおいてプラスに働いていると感じる。

次の自分に、なりたい自分になる為に、今を生きてみるってのも悪くないと思うようなったのだ。

東京に戻ってから、また今までの自分とは違った自分になっていたように思う。

戻った当初は悲観的だったけど、今では戻ってみて新たな事が分かって、良かったと思っている。

まだまだ先は長いけど、次に向けてと思うようになれた。


私は、新たな職場で自分の位置を見つけ、自分の居場所が出来て、徐々に東京の生活に馴染んでいくのだった。