沖縄で、自分らしく、居心地の良い生活を送る中で、感じることがあった。

親しくしてくれるうちなぁんちゅの方もいるが、中には移住者を好まない人もいるということ。

確かに内地で十分仕事があるのに、移住することによって沖縄の仕事を取ってしまう事もそうだし、過去に内地の人間が沖縄の経済事情に踏み込んで荒らしていったというのも事実らしい。

沖縄は独自の文化で、ゆいまーるの精神でうまくやっていたのに、それを崩してしまったということもあるようだ。


また沖縄の過去を知ると、自然が綺麗とか心地が良いとか、人があったかいとかそんなことが当たり前のようにあると思ってはいけないと感じた。

沖縄には悲しい過去の歴史がる。

日本で唯一地上戦が行われた場所である。

沖縄の方達は、そんな惨劇の中を生きてきたのだ。

綺麗な海に感動しているが、その海がどれだけの人の血で真っ赤に染まったのだろうか。

多くの人が密林の中で、洞窟の中で、死を恐れながら息を潜めていたんだろう。

戦時中、自分たち内地の人間が、沖縄の人達にどれだけひどい仕打ちをしてきたかを知ると、その過去に目を背けたくなる。

だがそれを知っておかなければならないと思う。

沖縄の方達はそんな悲惨な過去が有りながら、笑顔を絶やすことなく前向きに生きていた。

そして自分達内地の人間を迎え入れてくれる人もいる。

すごく強い人達なんだと思う。


今の沖縄があるのは、彼らのおかげなんだって、自分はそう思う。

だから好きって理由だけで、勝手になんでもやって良いって訳じゃないと思うのだ。

自分たちは、そんな過去の上にお邪魔してるんだって自分はそう思うようにしている。

沖縄の方達が、自分たちの力で守ってきた場所に土足で上がり込んでいる訳だから、好き勝手にやって良いわけがない。


彼らに感謝しながら、この場所にいさせてもらえることに感謝しなければならないと、そう思う。

沖縄に移住したからには、沖縄の悲しい過去も知っておかなければならないと思うのだ。

沖縄の空気や人が良いからって事だけに目を向けるんじゃなくて、その影に有る部分も知った上で、この土地にいられることのありがたさを感じていなければならない。

自分は沖縄の良い部分だけじゃなくて、過去も含めて沖縄っていうものの多くを知りたいと、そう思った。