赤いフィットのレンタカーに乗り込んだ自分は、一路読谷村を目指し、58号線を北上した。
初めて目にする那覇の街並みは、予想していたよりも都会的ではあったが、やはり東京ほどの狭苦しさはなく、どこか新鮮な外国にでも来たかのような感じがした。
那覇を抜け、キャンプキンザー沿いを走った時、大きな空に魅了されたのを覚えている。
東京には無い圧倒的な空の広さだった。
初めての沖縄の地。
浦添、宜野湾、嘉手納と抜け、読谷村へ。
目に入るもの全てが新鮮で、空の広さと、海が見えることを素直に嬉しいと思えた。
海に住みたい。
小学生の時に初めてハワイに行った時から、海の近くに住むことをなんとなく憧れた自分は、ここ沖縄で日本でもこんなに良い場所があるのかと感じていた。
カーナビを頼りに読谷村のさとうきび畑の間を抜けて、残波岬ロイヤルホテルへと到着した。
今ではしなくなったけど、初めての沖縄の旅は、まさに観光旅行って感じで、リゾートホテルを使った。
それしか知らなかったというのもあるが。
次第に空が暗くなりかけた頃、残波岬に向かい、夕日を眺めた。
海に沈みいく夕日が美しかった。
こんな景色を見たのは初めてだったかもしれない。
しばし声を失っていたのを覚えている。
夜の帳が落ちて、ホテルへ歩きだした。
その時感じた夜風がとても心地が良かった。
