今回は保護猫の黒虎猫兄弟と私が住んでいる家について紹介します🏠
少し長くなりますがよろしくお願いします🙏
2年前、友人からついてきてほしいと頼まれて軽い気持ちで人生で初めて保健所と呼ばれる場所に行きました。
友人の目的は保護猫😺を引き取りたいという理由でしたが、この時の私はこの行動が私の人生を大きく変えることになるとは知りませんでした。
保健所に到着すると施設の方がすごいゆるい感じて「どうぞ〜」と案内してくれたのが印象的でした。
そこで私は施設に預けられた犬と猫、言い換えればこのまま引き取り手がいなければ殺処分を待つ犬と猫を目にしました。
言葉が出ませんでした。
言葉が出ない私に対し淡々と猫を選ぶ友人、ゆるい感じでオススメする施設の職員。
まるでオシャレなバッグでも選ぶ客と店員かのようなやりとりに終始違和感というか不思議な感情を抱いていました。
お目当ての子猫がいなかったのかその日は友人は猫を連れて帰ることにはなりませんでした。
帰りの車の中で私は「1匹でもあの可哀想な犬や猫達を救えるのなら自分も引き取りたい」と考えました。
本気で保護活動をしている方々と比べたら、比べることすら失礼なちっぽけな気持ちですがそう思いました。
その時、私は独身で実家ぐらしです。
加えて親に猫アレルギーがありました。
そうと決まれば家を出るしかありません、私はペット可のアパートを探し始めました。
しかし数自体が少なく、家賃も高い物件がほとんどです。
結婚願望が薄かった私は、「だったら家でも買っちゃうか!」と思いました。
趣味が多く友人も多い私は、実家に住むことが窮屈に思っていた事も重なりました。
こうして「猫が安心して暮らせて元気いっぱい走り回る私との終のすみか」を作ることになりました。
そうと決まれば早速行動、昔から思い切りの良さだけが私の良いところでもあり悪いところでもあります。
まずはネットで探し初めました。
「2階建て」「広い」「安い」
「バイクと車のガレージがある(元自動車整備士)」
条件を絞りながらそんなわがままな物件があるわけ、、と検索したらありました。
大工さんが仕事場も併設していた物件、早く安く処分して生活保護申請をしたい、しかも私が務めている会社から車で3分。
運命としか思えませんでした。
即不動産屋さんに電話して即内見、大工さんが好き勝手に増築した家に一回目の内見で一目惚れをしました。
「この家にします」
不動産屋さんも「ええっ!?」とびっくりするぐらいのスピード感でした。
大工さんが仕事場で使っていた場所はまるごとガレージに改造、独り暮らしなので部屋を仕切る壁はぶっ壊して床を壊してコンクリートを打ち地続きにしました。
入り口にあったサッシは解体してシャッターを付けました。
ちょうど階段の下がデッドスペースになっており、ここなら広いケージを作れそうだと考えました。
既製品はどれも狭くて値段だけすごく高かったので「なら自分でつくるか!」と木材を買いにいきました。
設計図もそれなりにどんどん組み立てていきます。
ネットは100均に売ってたネットをタッカーという工具で固定しました。デカいホチキスです。
これでお迎えの準備は完了です。
私は人生の中で「縁」を大事に考えています。
「私と住む子達は必ず向こうから来てくれる」と何故か変な自信がありました。
1ヶ月ほど良縁を座して待つなか、15年ほど前にアルバイトをしていた店の店長から久しぶりに電話がありました。
他愛もない話が続き、最後に「お前猫好き?」と言われました。
家で半外飼いしてる猫が子供を産み引き取り手を探しているとのこと。
留守番のときに寂しい思いをしないように兄弟を希望していた私にぴったりのお話でした。
「黒猫だけどいいか?」
どんな猫でもよかった私は喜んで引き取ることにしました。
このあとは私のブログに続いていきます。
長々とお付き合いありがとうございました。