さとゆみです。
毎週水曜日に、朝日新聞のtelling,さんで連載している書評コラム、今日は、あの大ベストセラー『嫌われる勇気』について書きました。
たしかにこの本に書かれているように、
「すべての悩みは対人関係の悩み」だと思います。
そして
「人と自分を比べるから、悩みは深くなる」し
「人に好かれたいと思うから、言いたいことが言えなく」なったりもします。
この本では、そういう悩みにどう向き合えばいいかが、とてもわかりやすい問答形式で書かれています。
____
自分のことを振り返ってみると、
私は、自分がフリーランスになってから、人と自分を比べることがすごく減ったなあと思います。
よく「ライバルは誰ですか?」と聞かれることがあるのですが、正直いって、この仕事は「誰かが選ばれたから、私が落とされる」というような、仕事ではないんですよね。
つまり、5人しかレギュラーになれないバスケチームで椅子取りゲームをしているのとは違うんです。
人がいい仕事をしたからといって、自分の仕事が減るわけじゃないんですよね。
人の成功は、私の失敗ではない
人の失敗も、私の成功ではない
これが、身にしみてわかってから、私は、人と自分を比べることをまったくしなくなりました。
それから、この本で書かれている、「人の課題と自分の課題をまぜこぜにしちゃう」ことも減りました。
たとえば、自分が書いた書籍やブログが、けちょんけちょんに言われることってよくあるんですけれど、私、それ、あんまり気にならないんですよね。
disってくる人のコメントは2つに分けられます。
1つは、本当に素晴らしい指摘で、なるほど、そう解釈されたんですね。と、今後の参考になるもの。これは、次回作につながるので、むしろありがたい。
もう1つは、そもそも私にではなく、相手に課題があるもの。これがそう読めたのは、あなたサイドの(今の気分の)問題ですね。
それはあなたの課題であって、
私の課題ではないですと言い切れるもの。
disコメントって、ほとんど、このどちらかなので、それで傷つくことってほとんどないなって思います。
人に言われる陰口や悪口も、だいたいこの2つ。
『嫌われる勇気』を読んで、そんなことを考えていました。
んでは、また。
さとゆみでした。
【この記事もおすすめ】
【19刷・8万2000部になりました】
![]() |
女の運命は髪で変わる [ 佐藤友美 ]
1,404円
楽天 |