これまで美容の仕事をしている中で、いろんな素敵な美容師さん達に出会いました。
 
なかでも、私が、心の底からお慕いした方は、49歳でスキルス胃がんでお亡くなりになった、MINXという美容院の、鈴木三枝子さんでした。
 
 
 
鈴木さんがお亡くなりになったあと、四十九日のご挨拶で、私はご主人の高橋マサトモさんに、「鈴木さんのことを本に書かせていただけませんか?」とお願いしたのですが、そのときはもう別の出版社さんで、書籍の発行が決まっていました。
 
 
でも、七回忌のタイミングで、もう一度、お願いしたところ、ご快諾いただき、書かせてもらったのが、この、『道を継ぐ』です。
今からちょうど2年前のことです。

久しぶりに見たら、Amazonレビューが65件になっていて、たくさんの方に、鈴木さんが遺された数々の言葉が届いていることを嬉しく思います。

 


 

先日、ある中学生の女の子から、担任の先生が学級文庫においてくださったこの本のご感想をいただきました。 



原稿用紙5枚びっしりに綴られたその感想文を読んで、 

人はやっぱり、
死んだだけでは、
死なないんだなあと 

感じました。

 
生も死も、なにか消費されている気がすると思った2年前。
この本を書くために、生前鈴木さんと交流のあった200人近い方にお会いしてお話を聞いて
生きることと死ぬことと、その境目のない連続性をもう一度見つめ直しました。 

さとなおさんに
「人は死なない。死なない生き方がある」という
まさに、私がこの本で一番追いかけたかったことに対して
帯を書いていただいたのも、とても嬉しく懐かしい思い出です。 

 


 

 


初めて書いたノンフィクションで、拙いところもありますが、それでも、重版のタイミングで1文字も直せなかったくらい、

その時のわたしの精一杯だったし、今書いても、いろんな理由で、この時以上のものは書けないだろうなと思います。

とても好きな本です。
わたし自身が、何度読んでも泣いてしまいます。 

よかったら、ぜひ、お手にとってくださいませ。 

いまならkindle unlimitedで無料でダウンロードできます。 

「はじめに」の数ページだけでもいいので、読んでもらえたら嬉しいです。

 

 
道を継ぐ 道を継ぐ
1,512円
Amazon
 
 

 

この本のご感想いただきました。ありがとうございます。