仮釈放をどのくらいあげるかというのを本面接官が全て決めるので、本面接はとても重要となります。
他の本面接をした人に面接官はどうだったかを聞くと全然厳しくなかったと言っている人が多く、少し安心して本面接に臨みましたが私の場合はとても厳しく面接後はとても疲れていたのを覚えています。
私の場合事件の内容がとても普通では考えられない様な内容なので、取調べは8割嘘の供述調書を作り、その内容で裁判員裁判を私はしました。
取調べ官も私がほとんど嘘をついていると分かっていたと思うのですが、確か調書を作る期間も決まっていたので(これも確か20日間)仕方なく作った感じでした。
裁判員裁判は物凄く大変だったので刑務所に入る時に[もう嘘はつきたくない]と思い本当の事を話しました。
私は本面接用紙でも本面接でも本当にあった事を話したのですが、本面接官は全く私の話を信じてくれず、本面接から約1ヶ月後に呼ばれ[あなたは社会に出す人ではない]と言われ満期出所が確定されました。
私の事件の内容は聞いた人の約9割の人が全く信じてくれない、そんな内容です。
私自身ももし客観的にその話を聞いたら信じられないかもしれません。
なので仕方ないのかもしれませんが、私は私なりに1日でも早く出所する為に必死で頑張りました。
自慢をする訳ではないですが理容工場で指導工をやり、ほとんどの受刑者が私の名前を知り、知らない刑務官にまで[お前が理容の佐藤か]と何度か言われる様な状態にまでなれました。
1度懲罰になってしまいましたが、次の工場の担当にも[お前は登り詰められるところまで登り詰めた]と言われました。
元嫁(内妻、身元引受人)とも毎月手紙のやり取りをしていて関係性は良好でした。
いくら刑務所内で関わる刑務官が認めてくれるくらい頑張っていても本面接で駄目なら全てが駄目になるのだとこの時思いました。
私は馬鹿正直で嘘が嫌いでもこの時は嫌でも嘘のまま突き通したら少しは仮釈放を貰えていたのではないかと今は思います。
ここで本面接用紙を書きたいと思います。
1.なぜ今回の事件を起こしたのか。
また、事件当時のどこが悪かったと思うか。
( 余白 )
2.1に記入したことに対し、現在どのように考え、感じているか。
( 余白 )
3.犯罪又は非行を繰り返さないために、施設内でどのようなことを行ってきたか。
( 余白 )
4.出所したらどんな仕事につくのか、どのようなことに注意し、生活しようと考えているか。
( 余白 )
5.社会に出て犯罪を繰り返さないために特にどのような点に注意する必要があるか。
( 余白 )
6.被害者に対し、どう思っていますか。
被害の弁償、見舞いはあるか。
( 余白 )
7.その他仮釈放・仮出場について、何か地方更正委員会に伝えておきたいこと。
( 余白 )
以上が本面接用紙の内容です。
準面接用紙と内容はあまり変わらないと思います。
自分の事件に対しどう思っているのか。
被害者に対しどう思っているのか。
出所後の生活、仕事をどう考えているのか。
再犯しない為にはどうしたらいいのか。
この事を良く考えていてしっかり書けていたら問題はないと思います。
私は先ほど書いた様に私の事件は普通に話して信じてもらえない内容の為、8割嘘の調書を作り、それで裁判を行い本当の話をしていたら判決はどうなっていただろうかと思ったり、裁判では検事がとんでもない事をしてきたり、刑務所では本当の事を話して満期になりと納得のいかない事ばかりでした。
ここでは事件の内容を話せないですが、こんな事が本当にあるのだという事を知ってもらいたく、
私はあるところにスマホ小説として投稿し始めています。
いずれその紹介もしたいと思っています。
待ち人さんの待っている人が本面接を上手くやり早く出所出来る事を祈っています。