今まで犯罪別再犯率と述べ色々と書いてきましたが、犯罪率のパーセンテージを具体的に述べるのではなく、ただ私から見た犯罪別でこんな人が居たという話をしてきました。
こうして書いてきましたが、実際は私自身の方がこれまで書いてきた人達よりもっと重い罪を犯し刑務所に入りました。

前回も述べましたが私は二度と刑務所には入りたくはないです❗
刑務所に入った時、職員のお偉いさんから[刑務所に入っていた人の約半分以上の人はまた罪を犯して戻って来る]と言っていて、実際に色んな人と話してみると反省していない人や運が悪かったと考えている人が想像以上に多く、その人達は懲りずにまたやるのだろうなと思いました。

家庭環境が悪く犯罪に走ってしまう人。
職場や付き合う友人関係の人達が悪く流されてしまう人。
お金や生活に余裕が無く、そのせいで視野や思考が狭くなり突発的に犯行に及んでしまう人。
みんな様々な理由から犯罪を犯してしまうのだと思います。

待ち人さんの半分以上の人は相手の人が捕まってはじめて[そんな事をしていたなんて知らなかった]という人が多いと思います。

でも大分後になって確かに犯行前に行動や言動が少しおかしかった。

と気が付く人が多いのではないでしょうか?


愛する人や自分にとって大切な人が少しくらい言動や行動がおかしくても犯罪を考えてるなんて思わないでしょうし、まずは信じたいですよね。

変に疑って相手との仲がおかしくなっても嫌ですし。

でも次からは、出所後からは少し疑ってかかるくらいの気持ちでいなければいけないと思います。


中に居る人は出所が近くなると[やっと自由になれる][待ち人さんとやっと会える]あれもしたいこれもしたいと色々考えています。

皆がみんなそうだとは言い切れませんが、大抵の人は心が軽くなり、晴れ晴れした気持ちで出所してきます。

もちろん不安ばかりを抱えて出てくる人もいます。

待ち人さんも同じ様に色んな楽しい事も考えるでしょう。


でも出所して嬉しい気持ちでいられるのは3日程かもしれません。

仕事はどうするのか?

職場の人に刑務所に入っていた事がバレたりしないだろうか?

自分はちゃんと更正出来ただろうか?

待ち人さんにまた迷惑を掛ける様な事をしてしまわないだろうか?

きっと色んな不安が突然の様に出てくると思います。


刑務所に入り、自分と向き合い、家族や待ち人さんの存在の大きさや大切さを再認識します。

自分の駄目なところやこれからしていかなければいけない事を何度も考えて少しずつ自分を知り、はじめて自分はこういう人間だったのだと気付く人も多いと思います。

自分を知り、自分と向き合う事で更正に繋がっていくと思います。


はじめから反省などなく、運が悪かったと思う人は自分と向き合う事をしないかもしれません。


捕まり留置場で取り調べや裁判、拘置所、刑務所とずっと試練続きですが、ある意味出所後からが1番大変な試練かもしれません。


待ち人さんはその試練を相手の人と一緒にどう向き合っていくのかがとても大切だと思います。

信じたい気持ちも分かりますが、半分疑う気持ちも持ちながら一緒に乗り越えて行ける様に頑張って欲しいと思います。