半夏生 | 里暮らしの日々

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山口県の小さな村で農・学・藝の日々、を綴る

 明け方、午前4時前に、防災危機管理課の緊急放送で目が覚めた。昨夜来の大雨で須金、鹿野の土砂災害危険区域に避難指示。奇しくも今日7月1日で半夏生に当たる。

 この頃に降る大雨のことを半夏雨というそうである。大体が、梅雨明け前に大雨が降り、災害となることが多いのである。調べてみると、昨年、峰地域をおそって美祢線をズタズタにしたのもこの半夏雨だ。2021年、2020年、そして島田川の氾濫で死者の出た大雨もこの頃だった。

夕方には、雨も収まって、我が家では、6月29日に田植えが終わったので、蛸の刺身とロゼのスパークリングワインで泥落とし。

半夏生には蛸を食べることになっている。

なぜ、蛸なのか?

半夏生は夏至から11日目の日となっている。大抵、7月1日か7月2日である。夏至というのは、太陽がいよいよ南に下がっていって日が短くなる日である。冬至は、これを境に日が長くなる。冬至から夏至までが、陽、夏至から冬至にかけては院であり、田植えの下限を半夏生とするのは、院に入ってからでは、成長ができないということだろうと思う。そして、陰に入っていくので、身体に優しいものを食するべしということらしい。蛸を食べるというのは、相違ことだろうと勝手な想像である。

今日は、将棋の棋聖戦第3局。藤井聡太棋聖・7冠が山崎8段に3連勝で棋聖戦5連覇で永世棋聖の資格を得た・永世称号の最年少記録を更新した。